16OCT.2021@第1回JBCFかすみがうらタイムトライアル, JPT #18

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第1回JBCFかすみがうらタイムトライアル
– 茨城県かすみがうら市/坂・田伏特設コース –
4.0km/2周回 8.0km
 



 

1位 松田 祥位(EQADS) 09:50.292 ave48.78km
2位 香山 飛龍(弱虫ペダル サイクリングチーム) +00:01
3位 兒島 直樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +00:04
4位 石原 悠希(セレクションチーム) +00:06
5位 山本 哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +00:07
6位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) +01:14

24位 世古 眞太郎(LEOMO Bellmare Racing Team) +00:35
29位 才田 直人(LEOMO Bellmare Racing Team) +00:39
48位 小林 弘幸(LEOMO Bellmare Racing Team) +01:19
51位 小畑 郁(LEOMO Bellmare Racing Team) +03:25

 


 

2021年シーズンの第18戦は「第1回JBCFかすみがうらタイムトライアル」。Jプロツアー初開催となる茨城県かすみがうら市の霞ヶ浦湖畔を舞台に開催された。今季唯一の個人タイムトライアル・レースとなり、LEOMO Bellmare Racing Teamからは才田・小畑・小林・世古選手の4選手が出場した。
初開催のTTコースは2km弱のほぼ直線区間2本から構成される縦長の長方形。コーナーは4本の直線を結ぶ90°コーナー4箇所とスタート直後の緩いクランク形状のコーナーで構成されている。勝負所となる復路の直線は霞ヶ浦湖畔の湖岸道路。遮るものは一切なく、湖面を吹き抜ける風の影響を強く受ける設定となっている。

 

レース当日は曇り。ただ陽が射す時間帯もあれば、時折雨粒が落ちてくるなど目まぐるしく変わるの天候となった。序盤に石原選手(セレクションチーム)と松田選手(EQADS)が好タイムを出すも、その後この3名のタイムを上回る選手が出てこない。後半に入り、香山選手(弱虫ペダル サイクリングチーム)がトップに1秒差に迫る好タイムを出したが、徐々に懸念されていた風向きが変わり始め、後に控える強豪陣には不利な状況となり始める。最終走者となったホセ選手も松田選手のタイムには届かず、松田選手が勝者となった。

 

LEOMO Bellamre Racing Teamは、小畑選手がスタート直後のクランク区間で落車したものの何とか完走。世古選手がチーム内トップの24位、才田選手が29位、ロードバイクで出走した小林選手は48位、落車した小畑選手は51位でレースを終えた。

 
 

PHOTO REPORT


 

初めての開催地となった茨城県かすみがうら市の霞ヶ浦湖畔。
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レーススタート待つチームテント内。
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最初のスタートは小畑選手。この直後にクランク区間で落車してしまった。
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トラブルに見舞われながらも、なんとか完走した小畑選手。怪我はない模様。
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チームトップの24位に入った世古選手。
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TT職人の才田選手は29位。
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ロードバイクで出走した小林選手。
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RIDERS REPORT


 

才田選手:
2年ぶりのTTバイク。前日にポジションの微調整と多少負荷をかけて体の使い方を思い出す。10分程度の短い時間で必要とされるパワーを前傾姿勢深めのシッティングで出し続けるのが厳しい印象。
コースは踏める直線とテクニカルなコーナーを含む設定。この距離とコースの組み合わせはかなり苦手なタイプのTT。結果的にはコーナーでタイムを失い短い時間で踏み切れない弱い部分が大きく出てしまった。

 

小林選手:
JPTでは初めてのTT。TTバイクではなかったので上位の結果は難しいがなんとか真ん中くらいの記録を出すことが目標だった。距離が8kmと短かったのでアップはかなり念入りに行った。
レースペースを3分くらい入れてからスタート。1周目から340wをターゲットに踏んでいった湖畔が向かい風だったので2周目は前半を抑えて後半の向かい風区間で出し切るように走る。結果、全体平均320wでパワーはそれほど悪くなかったが、11分9秒で48位/50人出走。
レース後半にかけて湖畔の向かい風が強まっていたことを踏まえても、ひどいタイムで自分の弱さを実感した。

 

世古選手:
スタートからゴールまでギアとケイデンスはほぼ同じだったので、ペースが激ダレしてしまった事は無かったと思います。TTバイクで出走したのですが、もしロードで出た場合はもう少し遅かったのかもしれません。
バイクは会場到着後にポジションを急ピッチで出しました。サドル周りは完全再現できましたが、ハンドル周りは高さや角度の調整の限界があり、本来のハンドル高より数センチ低い状態で出走しました。巡行時のエアロポジションはレース後に走行時の画像を見て監督にちゃんと出来ていると褒めて頂きました。実際、ポジションはしっかり意識して空気抵抗は最低限少なくなるように努力しましたが、ハンドルの高さや形状に慣れることができず、無理にポジションを維持している感じでした。
レース後半、このポジションでは肩甲骨周り・背中真ん中付近が痛みが出かけており、エアロポジションを取るとどうしてもトルクが低い感じがしました。理想的なペダリングが出来ている感じがなく、パワーの割にバイクがあまり進んでいない感じでした。ウォームアップの段階でバイクに乗り込んで癖を把握していたので、コーナーの立ち上がりのダンシングは本番では上手くできました。TTバイクのハンドル周りのポジションをしっかり出すことができれば、もっと速いタイムが出せたと思いました。コーナリングやライン取りも特に問題はなく攻める事ができたと思います。
次回はもっと自分自身もパワーアップして最速タイムが出せるように頑張ります。

 
 

Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V. and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V.