04Mar.2023@第2回Jatco presents 富士山サイクルロードレース2023 富士クリテリウムチャンピオンシップ, 第1日目予選
第2回Jatco presents 富士山サイクルロードレース2023
富士クリテリウムチャンピオンシップ
第1日目予選
– 静岡県富士市/富士市役所前特設周回コース –
1.8km/20周回 36km
【予選1組】
1位 山本 元喜(KINAN Racing Team) 52:29 ave41.14km/h
2位 宮崎 泰史(KINAN Racing Team) +00:00
3位 加藤 ⾠之介(イナーメ信濃山形) +00:01
4位 米谷 隆史(Bellmare Racing Team) +00:04
5位 佐藤 健(愛三工業レーシングチーム) +00:09
6位 草場 啓吾(愛三工業レーシングチーム) +00:09
…
30位 小畑 郁(Bellmare Racing Team) +00:41
2023年Jプロツアーの初戦を終えたBellmare Racing Teamは、2023年3月4日と5日の2日間にかけて開催された「第2回Jatco presents 富士山サイクルロードレース2023 富士クリテリウムチャンピオンシップ」に参戦しました。全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)・ジャパンサイクルリーグ(JCL)・日本学生自転車競技連盟(学連)の3団体でクリテリウムのチャンピオンを決する大会として今回で2回目の開催となります。会場も前回大会と変わらず、静岡県富士市の富士市役所前に設置された1.8kmのコース。への字を左右逆にした形状の片側2車線道路を両端の180度コーナーで往復する形状となっており、S/F地点が緩い丘状となっているため、スプリントは登り基調となっています。
第1日目は予選レースが3組開催されました。予選方式は前回と異なり、JBCF・JCLの2団体混成の組が2組、学連のみで組が1組用意され、計3組の予選レースが開催されました。各レース上位25名が翌日の決勝レースに、また26位~45位までの選手は交流戦へ進むことができます。Bellmare Racing Teamからは米谷選手と小畑選手が予選1組目に出場。レース中盤に形成された逃げ集団にタイミング良く乗った米谷選手は予選1組の4位で決勝進出。メイン集団でのスプリント勝負となった小畑選手は、最終周回の落車の影響も受けつつのスプリントとなり惜しくも30位。交流戦への出場となりました。
PHOTO REPORT
富士山の麓、富士市で開催された第2回Jatco presents 富士山サイクルロードレース2023 富士クリテリウムチャンピオンシップ。
予選1組に入ったBellmare Racing Teamからは米谷選手と小畑選手の2名が出場。
スプリント勝負となった小畑選手は前の選手を差し切れず、30位で翌日の交流戦へ。
元チームメイトの横塚選手(VC FUKUOKA)と逃げ切った米谷選手。
RIDERS REPORT
米谷選手(予選1組):
鹿児島には行けなかったので自分にとって今シーズン初戦。組み分け的に有力チーム、実力者が多く、スプリントのない自分は集団に残ったら予選通過はほぼノーチャンス。危険回避のためにも逃げたかった。
スタートからしばらくはレース強度に体が驚いたようなきつさがあったが、余裕をなくすような苦しさはなかった。序盤のアタックは決まる気配がなかったので周りに対処を任せて静観。
アタックへの対応をためらう選手が増えてきたころに前に出ていき、カウンターでするっと抜け出して踏み続けると実力者揃いの4人が同調してくれた。追走が出たこともあり集団もなかなか諦めず苦しい時間が続いたが、我慢比べはこちらの勝ち。最後は横塚さん含む追走と合流し、流してゴールした。
5年前の沼津合宿でも食べた美味しい餃子を腹一杯食べて2日目に。
小畑選手(予選1組):
先週のJBCFから連戦になる富士クリテリウムに参戦してきました。昨年と予選組分けが変わりJプロツアーとJCLがシャッフルされて2組に分かれ、あとは学連1組からの各組み25人勝ち上がりの決勝75名、予選で26位〜45の各組20人の60人で交流戦(残念レース)になります。
予選、先週志布志クリテを走っているお陰かコーナーの立ち上がり・体の動きも良い気と思いながら序盤スタート。様子見の逃げの応酬は傍観、3分の1消化し集団が少し疲れた頃、米谷君が単独アタックタイミング絶妙ですぐに4名ほどの追走も集団から上手く抜け逃げ集団ができる。少しして横塚含む入部選手他も追走に入り10人弱集団より先にいる状況。本当は集団ゴールしてもらう方が予選通過しやすいと思っていたので、ちょっと誤算。米谷君の逃げが確定雰囲気なのであとはゴール向けて着順争いか…
前に抜けている人数考えると集団で15位以内でゴールする事が必要で、そうなると10位以内目掛けてもがかないとリスクある…集団も逃げは完全に容認、ゴールスプリントに備える。
最終コーナーみんな焦ってツッコむよねと、自分の前で曲がらないで直進する選手が落車…立ち上がりでポジションを落とさないように加速、一度更にポジション上げるために少し踏んだところで、先頭はそこまでスピード上げなくていいという雰囲気で横に逃げた選手にブロックされ、スピードを殺されてからゴールスプリントが始まり。雪崩れ込んだけど結果30位と予選敗退でした。
宮澤監督から
予選は米谷の動きが良かった。特に集団内でも、いろいろなポジションを走っているように見えた。逃げのタイミングもその手前から決まりそうな雰囲気はあったので、見ている方もドンピシャのタイミングで出来たと感じた。
Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V. and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V.