宇都宮クリテリウム

JPTシリーズ第1戦:宇都宮クリテリウム
開催日:2016年3月20日
開催地:宇都宮清原運動公園
レース形式:クリテリウム
出走:古田潤、横塚浩平、小野瀬広希、中里仁、才田直人、小清水拓也、加地邦彦、宮澤崇史

レース結果
1位鈴木譲 宇都宮ブリッツェン1h20m20s 44.81km/h
2位入部正太郎 シマノレーシング0s
3位アイラン・フェルナンド マトリックスパワータグ
4位 増田成幸 宇都宮ブリッツェン 
5位ジョン・アベラストゥリ UKYO  +1s
29位古田潤 LEOMO Bellmare
48位 横塚浩平 LEOMO Bellmare
81位 中里仁 LEOMO Bellmare
92位 宮澤崇史 LEOMO Bellmare

スタートからペースがあがり、3周目には早くも8人が抜け出す。5周目のスプリントポイントを通過後、6周目にメイン集団に吸収され、その直後に再び数名が飛び出し、7周目までに10人の逃げ集団が新たに形成される。
原田裕成(愛三工業レーシングチーム)、小室雅成(ウォークライド・シクロアカデミア)、入部正太朗(シマノレーシング)、小坂光(那須ブラーゼン)、阿曽圭佑(キナンサイクリングチーム)、マトリックス・パワータグのアイラン・フェルナンデスと田窪賢次、そして宇都宮ブリッツェンの鈴木譲、阿部嵩之、増田成幸。主要チームが逃げにメンバーを乗せた事もあり、メイン集団との差は約30秒まで開く。
宮澤も単独で前に追いつくが、体力的に協調して逃げる事が出来ない事、後半の展開を考えメイン集団に戻る。
メイン集団内では、代わる代わる前を追いかけるチームが出てくるが、まとまらず残り10周でチームUKYOが集団をコントロール。
LEOMOは宮澤を先頭に中里→古田でエース古田の為に位置取りを続ける。
残り3周でペースが上がる頃、横塚が集団前方へ上がってくるも、前を追うローテーションに加わることができず、集団はゴールへ。
古田が29位でゴールとなった。
結局メイン集団は逃げ集団を捕まえることができずゴールとなった。
優勝は鈴木譲選手(ブリッツェン)となった。

監督コメント
去年6位に入っている中里をあえてエースから変え、新人の古田をエースに抜擢した。
チームのエースというのは責任がある立場だが、12月の時点でエースを任命することでこの冬のトレーニングに選手自身が課題を作り、走ることを期待しての採用だった。
他の選手もそれぞれの仕事を明確化する事で、計画的にオフトレから自転車でのトレーニングに移行してもらうためだった。
体力的には十分に勝負できる力をつけてきているものの、結果だけ見るとコーナーリング、クリテリウムの特性に慣れず、順位を下げてしまった。
しかし、古田選手はチーム内で一番トレーナーに質問をし、体の動きや筋肉の働き、わからない事を聞く姿勢が成長に繋がっている途中である。今後に期待したい。
横塚選手は苦手なクリテリウムながら、後半集団先頭に上がってきて先頭を引くために前へ上がろうとする気持ちが伝わる走りができている。チーム内で一番ポテンシャルの高い選手なだけに、テクニック面、体力面共に成長させていきたい。
小野瀬、加地、才田は落車、メカニックトラブルで予選で姿を消した。
初戦だからこそ気をつけなければならない事を注意深く考えながら走る必要があったと感じた。
全体を通して、12月から任務はわかっていたが小野瀬選手、小清水選手の準備ができていない体を次のレースには準備してきてほしい。
横塚選手は苦手なクリテリウムを前回の高石杯から、少なからず克服してきた。
次回伊吹山では個々の力を見るためにオーダーフリーで走ります。