第3回JBCFみやだ高原ヒルクライム JPT #10
第3回 JBCF みやだ高原ヒルクライム
10.7km 標高差890m 平均勾配8.6%
1位 ホセビセンテ (マトリックス) 33:49 av18.9km/h
2位 雨澤 毅明 (宇都宮ブリッツェン) +40
3位 田窪 賢次 (マトリックス) +1:23
4位 飯野 智行 (宇都宮ブリッツェン) +1:32
5位 吉岡 直哉 (那須ブラーセン) +1:51
9位 米谷隆 (LEOMO Bellmare) +2:41
10位 才田直人 (LEOMO Bellmare) +2:47
11位 横塚航平 (LEOMO Bellmare) +2:50
48位 古田潤 (LEOMO Bellmare) +8:07
50位 森崎英登 (LEOMO Bellmare) +8:32
67位 林祐作 (LEOMO Bellmare) +10:51
レース展開
レースはスタートと同時にアイラン、ホセが一気にペースを上げレースを決めに来る動きを見せる中、才田、米谷、横塚もギリギリのペースで前との差が開かないように走る。オーバーペースで潰れる可能性が高く、この6名を行かせることを決めペースを落としながら自分達のゴールまで届くテンポでレースを進める。
才田はスタート直後から体調が良くないことに気づき、米谷、横塚にその旨を伝えそれぞれのペースでレースをこなしていく。横塚は先日の全日本選手権タイムトライアルで、オーバーペースで入るとその後のパフォーマンスに影響が出ることをLEOMO Type-Rを使って知ることで、体が暴れないように目標とする400W以下をキープしながら上り、後半ペースを上げていく。米谷もライディングフォーム改良中で、高い強度のトレーニングができていない中、しっかりと自分の走りを確かめながら、才田と話をしながら自分のペースで上っていく。
宮澤監督から
それぞれの走りのビジョンをしっかりと持ち、チームメイトと話をしながらレースを勧められた事は今までになく良いことだと思う。タイムトライアルに似た上りのレースは、きつい中で話をすることが難しいからだ。
横塚は今までの失敗を糧に、今まで以上に上れたレースとなったと思う。米谷もJPTで1桁リザルトは初めてで、フォーム改良が良い方向へ向かっていってほしい。才田は体調が優れない中、最低限のパフォーマンスで良いリザルトを残してくれたと思う。古田は得意な平坦である、明日のレースに期待したい。森崎は上りが苦手なスプリンタータイプだが、一定出力を出し続けるイメージを持ってしっかりと最後まで最善を尽くした。林選手は、腰痛が出ないようにセーブしながら昨年以上の出力をキープしながら上れている。結果には繋がらないが、しっかりと1歩1歩進んでほしい。
米谷 25,000
横塚 25,000
才田 10,000
森崎 10,000
林 4,000
古田 0
8位を走る柴田選手(那須ブラーゼン)から約10秒遅れで米谷、才田が現れる。残り250m地点で米谷が先行し9位でゴール。
米谷・才田から数秒遅れで登る横塚…もし3人一緒に現れていたら誰か撮り漏らしたかもしれないとホッと一安心。
元チームメイトの中里選手(群馬グリフィン)と一緒にゴールに向かう古田。撮影班にとってはこういうシチュエーションが1番辛く「一緒に来ないで〜(汗)」と独り言が漏れる。
「ラスト頑張れ」と声をかけると「はい!!」と答えて通り過ぎて行く森崎。選手に思わず声を掛けることもあるが、真面目に返事をされると内心余計な体力を使わせてゴメンね(汗)と思ってしまう。
JPTが13時過ぎにスタートするのに対し、メディア陣は2時間以上前の11時にフィニッシュ地点へ向かう。この日、11時の時点では林が会場に到着しておらず、てっきり前走の森崎で全員撮ったつもりになっていた。伏兵(?)な林の登場に焦りながらシャッターを押す。
Text: Takashi MIYAZAWA, Photo&Comment: Kensaku SAKAI(FABtroni+camera)