25SEP.2021@群馬CSCロードレース 9月大会, Day2, JPT #16
群馬CSCロードレース9月大会 Day2
– 群馬県利根郡みなかみ町/群馬サイクルスポーツセンター –
6.0km/12周回 72.0km
1位 兒島 直樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 1:43:51 ave41.59km
2位 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム) +00:00
3位 草場 啓吾(愛三工業レーシングチーム) +00:00
4位 湯浅 博貴(EQADS) +00:00
4位 横山 航太(シマノレーシング) +00:00
5位 中村 龍吉(群馬グリフィンレーシングチーム) +00:00
…
11位 小林 弘幸(LEOMO Bellmare Racing Team) +00:01
64位 小畑 郁(LEOMO Bellmare Racing Team) +03:46
70位 才田 直人(LEOMO Bellmare Racing Team) +06:10
群馬3連戦の2日目はJプロツアー第16戦となる「群馬CSCロードレース9月大会 Day2」。LEOMO Bellmare Racing Teamからは才田・小畑・小林選手の3選手が出場した。この日は6.0km反時計回りコースを12周回する距離72kmのスプリントレース。好調な走りを見せる小林選手の活躍に期待が高まる。
深夜から早朝にかけて降り続いた雨も上がり、路面は多少ウェットな区間もあるものの、レース中は雨に降られることはなかった2日目。72kmと短いレースとなるため、序盤から速い展開となる事が予想された。
レースは予想通りの展開となり、2周目の段階で8名の先行集団が形成された。ここにはマトリックスパワータグと愛三工業レーシングチーム、そしてシマノレーシングが複数名の選手を入れており、TEAM BRIDGESTONE Cyclingは山本哲央選手の1名のみ。そのためかメイン集団はTEAM BRIDGESTONE Cyclingのコントロールで周回を重ねた。
レース終盤に入り、逃げと集団との差がじわじわと縮まり始めると、それを嫌ったマンセボ選手(マトリックスパワータグ)と山本選手(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が逃げ集団から先行。山本選手が落車で離脱すると、マンセボ選手が独走で逃げ始める。一方のメイン集団は、崩壊した逃げ集団の選手を次々と吸収しながらマンセボ選手を射程に収めてこれを吸収。レースは集団でのスプリント勝負となる。
フィニッシュラインに先頭で飛び込んだのはTEAM BRIDGESTONE Cyclingの兒島選手。TEAM BRIDGESTONE Cyclingのアシスト力を見せつけるレースとなった。
LEOMO Bellamre Racing Teamは、序盤のアタック合戦を小林選手で対応する。逃げへのブリッジにトライする姿もみせたが、その後はメイン集団で周回を重ねる展開となった。この日はメイン集団内で安定した走りを見せた小畑選手。レース最終盤の残り2周目に入ると小林選手を集団前方に送り込むアシスト力を発揮し、64位ながらも久々の完走となる。才田選手はウェットな路面に手こずりながらも最終盤でのチャンスを伺うが、結局スプリント勝負となってしまい、70位での完走。一方、小畑選手のアシストを受けた小林選手は最後のスプリント勝負に参戦。11位でのフィニッシュとなった。
PHOTO REPORT
2日目も早々にスタートラインに集まったLEOMO Bellamre Racing Teamの3名。
前日に鬼の牽きを見せた才田選手。この日は濡れた路面に苦労して、集団後方で厳しい走りに。
メイン集団での位置取りに臆すること無く、強豪チームの背後で周回を重ねる小林選手。
レース終盤に向け、小林選手をアシストする準備に入る小畑選手。
苦手なウェット路面の中、チャンスを伺った才田選手だったが…力を発揮する場面には恵まれずに笑顔で完走。
小林選手を引き上げた後、お役御免となった小畑選手が完走を目指す。
レースを終えた小林選手。Jプロツアーで初めて優勝争いのスプリントに参加した。
RIDERS REPORT
才田選手:
今日は路面がウェット。BSのスプリントに向けた緩まないハイペースのコントロールに、集団前方に上がるタイミングが少なく、昨日の疲れもあってかなりキツく感じた。
レースに残っていれば最後にチャンスが来るかと粘ったが、ラスト2周の登り返しで切れて完走しただけ。だいぶ疲れているけど、今シーズン最後のJPTの本格的なロードレースなのでしっかり走りたい。
小畑選手:
本日は12周72kmと昨日と違い短いレース。ペースが速いまま展開されるてしまうと、昨日と同じで辛いなと思いながらどこまで我慢できるか頑張るしか無い。オールアウトしないレンジでいかに走り続けるかをポイントに前列に並びスタート。
路面にウエットなところもあり、比較的安定したニュートラルからのリアルスタート。若干のアタック合戦の応酬の後、昨日と違い逃げグループをあっさり容認。レースはブリヂストンチームがコントロールして比較的安定したペースで進む。個人的には願った展開。
小林選手と集団の前方をなるべくキープしながら登りで脚をあまり使わない様に意識して走る。逆周回の登り区間のこなし方にも少し慣れる事が出来のか?ラスト4周に入るまではそこまでペースアップもなく淡々と展開。
ブリヂストンが逃げグループとのタイム差を計算してゴールに向けて纏めに入る。これでペースが上がり始め、ボチボチ苦しくなる。ラスト2周に入るホームストレートで小林選手を集団前方に送り込んで下り区間へ。登り区間ではペースアップに合わせて格闘するも流石にアップアップになり登り切りで遅れる…あとは小林選手の健闘を祈り、自分のゴールを目指す。
本日はやっとの事ギリギリ完走できました。やっと少しだけチームの為に走れたかなと胸を撫で下ろしました。明日の120kmでもしっかり走りたいと思います。
小林選手:
距離が短くハイペースな展開になることが予想されたので、集団の前で展開して集団が割れたときに対応できるようにした。
序盤に出来た逃げ集団への追走に乗ってみたりしたが、ブリヂストンが逃げとのタイム差を30秒前後でコントロールしていたので追走の動きが止まった。それからはブリヂストンのコントロールする集団で脚を温存して終盤に備えた。登りで少し位置を下げてしまったのでラスト2周に入るところで小畑さんに前に引き上げてもらった。ちょうどそのタイミングで集団のペースが上がったため、小畑さんのおかげでだいぶ脚を節約できた。
最後のスプリントは入部さんをマークしたかったが、逆サイドになってしまったので前に上がりたそうにしていた石橋さんの後ろにつく。案の定前に上がっていったのでそれに付いていった。バックストレートから立ち上がってくる辺りで少し車間が空いてしまったところに岡本選手に入られてしまったのにビビっていくつか番手を落としてしまった。視野が狭くなってしまい、前の選手しか見ていなかったので最終コーナーで走りが乱れて脚を止めてしまったのが良くなかった。
今日は小畑さんが終盤まで集団に残ってくれて、集団内で良い目標になったり、前方に連れてってもらえたりと、とても助かった。明日は長めのレースになるので、逃げ切りを警戒して後手を踏まないように走りたい。
宮澤監督から
ブリヂストンが集団をコントロールする中、序盤の追走に小林が乗るなど試せたのは良い。最終的にゴール勝負になっても周りの状況に合わせて、小畑との連携も良いタイミングで動けている。
上手い選手はスプリント前は横の動きではなく、斜め前への動きの俊敏さが上がるので、自分だけモタモタしていると位置取りで後退してしまう。それでも勝負に絡める動きができたのは安定してきている。
小畑 +¥15,000
小林 +¥6,000
才田 ¥0
Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V. and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V.