23OCT.2022@第2回JBCFかすみがうらロードレース, JPT#17

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第2回JBCFかすみがうらロードレース
– 茨城県かすみがうら市/坂・田伏 特設コース(4.8km) –
4.8km/10周回  48.0km(E2/E3)
4.8km/25周回 120.0km(JPT)

 
【E2/E3】


1位 池谷 隆太(Over Rage Racing Team) 1:08:29 ave42.04km
2位 小林 大悟(慶應義塾大学) +00:01
3位 北村 佳重(イナーメ信濃山形-EFT) +00:01
4位 小林 優太(サイタマサイクルプロジェクト) +00:01
5位 能戸 雄大(MiNERVA-asahi) +00:02
6位 齋藤 祥樹(AutoBahnGotemba) +00:04

22位 北川 魁之介(LEOMO Bellmare Elite Team) +00:16
DNF 宮澤 崇史(LEOMO Bellmare Elite Team)

 

【JPT】


1位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) 2:46:05 ave3:43.35km
2位 山本 哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +00:00
3位 草場 啓吾(愛三工業レーシングチーム) +00:01
4位 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) +00:02
5位 中井 唯晶(シマノレーシング) +00:03
6位 入部 正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム) +00:03

14位 寺田 吉騎(LEOMO Bellmare Racing Team) +00:24
DNF 米谷 隆志(LEOMO Bellmare Racing Team)
DNF 小畑 郁(LEOMO Bellmare Racing Team)

 


 

茨城県かすみがうら市の霞ヶ浦湖畔で開催されたJプロツアーかすみがうらRd.の2日目。10月23日(日曜日)にはJプロツアー第17戦「第2回JBCFかすみがうらロードレース」が開催された。前回と同じコースが使われ、霞ヶ浦湖畔の吹きさらし区間に、近隣の住宅街を通り抜ける細い路地区間、そしてフィニッシュ直前に設定されたパンチの効いた短い登り区間と、ベルギーやオランダのクラシック・レースを思わせるレイアウトとなっている。LEOMO Bellmare Racing TeamからはJプロツアーに米谷隆志・小畑郁・寺田吉騎の3選手、また、JエリートツアーのE2には北川魁之介選手と宮澤崇史監督兼選手が出場した。
午前中に行われたE2/E3クラスタの混走レースには北川選手と宮澤選手が出場。集団中盤辺りに宮澤選手、北川選手は集団後方からのスタートとなった。出遅れた北川選手ではあったが、中盤付近では集団の5番手辺りで周回を重ねる。今日は表彰台も狙えるかと期待したが、最終場面での脚攣りトラブルもあり、先頭から16秒遅れの22位フィニッシュとなった。
続いて行われたJプロツアーのレース。序盤から強豪選手が速いペースで先行し、付いて行けない選手が順次脱落していくというサバイバルレースとなった。他選手の落車トラブルに巻き込まれた小畑選手は粘り続けるも7周回でDNF。身体の調子は上昇傾向ではあるが不運なレースが続いてしまう。一方の寺田選手と米谷選手はレース前方での展開を続ける。残り3周付近では寺田選手がホセ選手(マトリックスパワータグ)と2人で飛び出し、最終周回直前まで逃げ続けるも吸収。最終周回でも攻撃をしかけたが、最後の登りで脚が足りず、寺田選手は14位でのフィニッシュとなった。また調子の良さを見せていた米谷選手はレース中にお腹を壊すというアクシデント。残り2周回でのDNFとなった。

 
 

PHOTO REPORT (E2)


 

E2/E3混走レースには北川選手と宮澤選手が出場。
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朝もやの中のスタートライン。
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後方からのスタートだったが、周回を重ねる毎に前に上がってくる北川選手。
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レース中盤からは集団先頭付近でレースを進めた北川選手。
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距離は短いがパンチの効いた登り区間を行く北川選手、22位でのフィニッシュとなった。
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PHOTO REPORT (JPT)


 

レース前のひととき。
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今日もスタートラインの先頭に並ぶ面々。
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Jプロツアーのレースがスタート。入部選手の後方から3名固まってスタートして行く。
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序盤は米谷選手を引き連れて登り区間をこなして行く小畑選手だったが、この後、他選手の落車に巻き込まれるトラブルに。
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霞ヶ浦湖畔を進む逃げ集団とメイン集団。
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前の集団には寺田選手、すぐ後ろの追走集団(事実上のメイン集団)には米谷選手が入る。
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追走集団の様子を横から観察する米谷選手。
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先行集団から遅れた寺田選手に後方の米谷選手が合流。追走集団先頭で次の展開を練る。
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レース終盤、集団は一つにまとまり、霞ヶ浦湖畔を行く。
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アタック合戦の最中、残り3周回のタイミングで集団から抜け出した寺田選手。一方の米谷選手は腹痛のトラブルで集団から遅れてしまった。
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ホセ選手と2名で逃げる寺田選手。
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米谷選手は残り2周回の時点でDNFとなり、速攻でトイレへ。寺田選手は最終周回の登攀で勝負に出るがもう一踏みが足りずに14位フィニッシュ。
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RIDERS REPORT


 

北川選手(E2):
スタートは後方から。道が狭いところが多く位置を上げるのが大変なコースだった。先頭付近に上がるのに4、5周かかった。そこからは逃げが行ったり集団が割れたりしたが、集団の前10番手くらいには居る様にした。ローテーションに入りつつ先頭付近をキープ。ローテーションに入っていた方が楽に前を維持することが出来た。残り2周、湖沿いでずるずる位置を下げてしまった。最終周、最初のコーナーの立ち上がりで少し雑に踏んでしまい、左のハムが攣りかけた。少し、ケイデンスを上げて回して少し回復した。ゴール前、上りでトルクをかけて踏もうとしたら、左のハムが攣ってしまったのでインナーを回してゴールまで行った。最後は集団の塊の少し後ろくらいでゴールした。
先週の大磯と今日と腰痛が出なかった。楽に力を抜いて走ることを意識したからだと思う。しかしまだまだ無駄な力が多く入っているので、日常から力をぬく練習をしていきたい。最近レース中の位置取りをするのが楽しいと感じる様になってきた。コーナーをもう少し上手く曲がれるともっと楽しいと思う。バイクコントロールの練習もやってみようと思う。

 
 

寺田選手(JPT):
レース前に米谷さんとコースを2周試走してあとは軽く流してスタート。チームのサポートのおかげで2列目からスタートすることができました。
スタートからアタック合戦になり、後手を踏まないようにして前半は最終的に25人くらいの先頭グループに入ることできました。先頭グループに入ってからは足を温存しつつこの後の展開にら備えました。
7周回に周回賞があたったので周回を取るために登りでアタックしましたが2位通過で取ることができませんでした。その後メイン集団も徐々に近づいてきていたので逃げグループもペースを上が上がり、周回賞の2〜3周後の登り切った後の区間でマンセボ選手が故意に中切れを起こして集団が割れ、自分は後ろに残ってしまいすぐに差を埋めることができず、前に入れなかったのが良くなかったです。周回賞でもがいて少しきつい状態だっので無駄に脚を使わずにしっかり周りの選手の動きをよく見ながら走るへきでした。しかし後方集団は愛三の選手がコントロールして前も上手くローテーションが回っておらず、1度集団が1つになりました。
僕もここは命拾いしました。
そのあと中盤は愛三が集団をコントロールしたのでペースが落ち着き、そこから抜けた出す選手たちとの差を30秒前後にキープしながら終盤に入りました。終盤に入ってから集団が活性化して集団が割れそうなタイミングで米谷さんが中を繋い下さったので自分は集団内で後手に回らないようにして脚を温存できました。残り5周くらいから弱虫ぺダルの入部さんを中心に攻撃を開始し、自分もある程度みんながきつい状態でのスプリントの方が分があると活性化してる状態で前で展開する様に前々で走りました。
残り3周でホセさんがアタックしたのに反応し、集団とのリードを取ることができたのであとはゴールまで逃げ切ることを考えてホセさんとローテーションをしました。ですが、残り1周のコントロールラインで捕まってしまい、とてもきつい状態で気持ちがキレそうになっていましたが、追いついて来た選手たちもきつそうで自分も完全にスイッチが入っていて、追いつかれたあと集団が少し牽制したタイミングで再びアタックしましたが上手く行かず。残り1キロ手前の湖沿いので小森さんがアタックしたのでそこに反応し集団から抜け出した状態で最後のゴール前の登りを先頭で入りましたが、頂上までもがき切ることができず、オールアウトしてしまい14位でのゴールになりました。
残り1周で冷静になることができず、無駄に足を使ってしまったので、そこで我慢して最後の登りに足を温存するように走っていたら勝てるチャンスもあったと思います。もし同じようなシチュエーションになったら、今回の反省を生かしてちゃんとゴールまでのビジョンを考えて走りたいと思います。

 
 

米谷選手(JPT):
幸い風は弱く天気も良かったが、道幅の狭いクリテのような区間と風を受ける平坦、1分弱の短い登りと自分の苦手の詰まったようなコースだった。ただ、身体の感覚は良かったので、吉騎となるべく固まって走り、協力しながら終盤に動ければと考えていた。
リアルスタート後の位置取りですぐに吉騎とははぐれてしまった。自分のスキルでは序盤に一緒に位置取りすることは難しく、結果的に別々に動くことになった。序盤の速い流れの中、登り区間で吉騎がペースを上げて集団が割れたので、無理に追わずに自分は温存。前の25人ほどのグループに吉騎が入り、差が開いた。誰も乗せられなかったイナーメが追走を始めたが、愛三やマトリックスがローテを止めてくる。引き終わったイナーメがその後ろまで下がるので速いペースが続かず、タイム差が詰まり切らない。そうこうする内に前が割れ、吉騎が取り残されているのが見えたので自分も追いに入った。金子くんやイナーメ加藤くんなどと協力し、追わない選手の前でローテを回して前をキャッチ。吉騎に前を追ってくれと言われてそのままローテに入ったが、スイッチの入った集団は先頭まで一気に飲み込んだ。
スピードの速い補給場で2回補給に失敗。吉騎がサコッシュを取って渡してくれて、本当に助かった。感覚良く動き、力も温存できていた体の雲行きが怪しくなったのはこのあたりから。腹を壊したときのような感覚が次第に強くなっていき、それを堪えるために若干力んだまま走っていたら、ふくらはぎや前腿がつりそうに。吉騎も苦しいと言っていたけれど、自分ももう色々と限界だった。位置取りが後ろになりインターバルでダメージを受けているのは分かっていたけど、いつ登りで中切れするか分からない状態で前に割り込むのはさすがに気が引けてできなかった。残り4周に入る登りで足を攣って脱落。残り2周でレースを降ろされ、トイレに直行。その日は夜までトイレと友達だった。
腹を壊す心当たりが全くなかったので、何があったのか不思議でしょうがない。朝食の量や食べたもの、レース前の行動、レース中の補給も普段と違うことはなく、体調に違和感はなかった。強度は確かに高かったが、練習で刺激できていたレベルのはず。運で済ませたくはないけど、何だったのか今はまだ分からない。中盤までは感覚もよく、展開を見ながら冷静に走れていただけに残念。補給が自分で取れなかったのは反省点。今回は監督と吉騎の対応に助けられたけど、速いスピードの補給の練習をする必要がある。
今治クリテはあるが、今年のロードレースはこれで最後。正直落ち込む。結局今年は噛み合ったレースが出来なかった。こういう時もあると割り切って、投げずに続けていくしかない。反省すべきことを反省して挑戦しつづければ、いつかきっとまた良い事があるはず。

 
 

小畑選手(JPT):
シーズン後半やっと故障から持ち直してトレーニング出来る状態になった印象の霞ヶ浦ラウンド。ちょっとトレーニング積みすぎて疲れが残っているか?でも体はまあまあ動く印象で迎えた当日。アップで身体を動かしていてもなかなか良い印象はありました。
スタートはいつも通り前列に並びこのテクニカルな狭いコースで後方になって無駄な足を使わない。このコースはスタートして比較的すぐにリアルスタート!細い横風区間、昨年と違い風が弱く走りすい、湖畔のバックストレート向かい風区間、先頭勢いあり後方はもう伸びている。公園へ入る直角コーナー&クランクを抜けて細い登り区間へ20番手程で入ったのですが、そのコーナーのグレーチングでフィッツ佐藤選手が転ぶ。その余波で垣根へ転ばなかったけど勢いがほぼゼロになりまだギヤが重い。一瞬SFRをしながらシフトダウンし、行ってしまった集団の尻尾を追っかける!
追走の先頭で再スタートしてしまったせいで自分の為もあるけど結構いい牽きで登りパート終え、フィニッシュライン付近を抜け平地からの下りへ!誰か代わってくれ…後からも勢いのある追走が来て、向正面のコーナーまでには先頭に合流し一安心。ただそこまで強くない自分がまあまあ足を使う展開大丈夫なのか?先頭は変わらず速く、登りとその直後の平地パート、コーナーの立ち上がりと、本当にショートインターバルを繰り返すコース。どこまで対応出来るか。
2周目に入り10名ほどの逃げが前に見える、集団のペース落ち着けば良いなと思うがそうはいかなかった。4周目、入部、マンセボ、うちの寺田がいい勢いで追走に入り、それを見てメイン集団も速くなる。集団の中盤には序盤のアクシデントで足を使ってツライ選手もチラホラ。気を緩めると中切れが発生しそうな雰囲気。登りパートもこなし集団中盤で我慢。湖畔の向かい風区間コーナーからの立ち上がりで集団後ろに入るまで時間がかかり足を使う時間が長くなる。登りパート速いまま突入して中切れがを埋めながら走り、登り切りで集団の尻尾に掴まれず遅れる…
ここでこの自分のレースは終わった感じでした。後方からパックが来るわけでもなく、みんな序盤のトラブルと力不足でこのスピードに対応出来ない選手がただ単に遅れていく形。
自分としてはトレーニングを少し積める様になり、ベースのパワーは出るようななって来ましたが、このコースは特有の立ち上がりの繰り返し、更に登りのハイパワーを繰り返し出すインターバル能力の準備が出来ていなかったのがレースを早めに降りなくてはいけない原因・課題になったと思います。残りは降ろされるまで5名程のパックで走り、7周回してDNFでした。
チームとしては寺田選手、勝ち筋のある走りが出来たから外から見ると疑問だけど、走れる選手だと言うインパクトを残せたレースだったとおもいます。見習いたいです!

 
 

宮澤監督から


 

スタート後のダウンヒルから先はほとんどポジションが変わらない展開でフィニッシュラインまで戻ってくるため、コントロールすると楽なコースという印象。しかし実際のレースでは、積極的に動く展開になり、数的優位性が低くなった今回のレース。一定ペースになったのは途中で愛三がコントロールした時くらいだった。
寺田が積極的に動くが、中間スプリント後の逃げ集団からのアタックに反応できなかったのはレースの先が見えていない感情的な動きだったと思う。米谷と合流前に一度頭を冷やしたが、勿体ない動きで前を追わされていた。終盤の逃げにホセと一緒に行けたことは良かったが、最後の最後に得意なパワースプリントで登り切るレースを期待していた。ゴールに向けてレースを組み立てること、感情の方が先に動いてしまう癖を見直すだけで結果がすぐについてくる選手だと感じている。
チームとしては、しっかり動けたし米谷も体調不良ながらしっかりサポートできたと思う。
北川選手が出場したE2クラスタのレース。スタートが140名、スタート1時間前から並んでいるという情報を得ていたが、行動が遅く後ろスタートになったのは、臨機応変に動けない思考回路にあったと思う。実際宮澤は前から50番手ほどでスタートしている。
レースはゴールから逆算した行動が求められる。今何を準備しないといけないかの優先順位を立てると、スタートに遅れることはない。腰の痛みが出なかったのは変化として良い方向だと思うが、普段の自分自身でのケアもしっかりやり、トレーニングによる体の変化が出始められるよう工夫が必要だ。

 

寺田 ¥15,000
米谷  ¥5,000
小畑  ¥3,000

 
 

Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V. and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V.