25MAR.2023@第1回JBCF袋井・掛川ロードレース, DAY01, JPT#03

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第1回JBCF袋井・掛川ロードレース, DAY01
– 静岡県袋井市/小笠山総合運動公園エコパ特設コ–ス(6km) –
6.0km/10周  60km(JPT)
6.0km/22周 132km(E1)

 
【JPT】


1位 今村 駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 1:28:59 ave40.45km/h
2位 窪木 一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +00:00
3位 中井 唯晶(シマノレーシング) +00:01
4位 石原 悠希(シマノレーシング) +00:01
5位 津田 悠義(KINAN Racing Team) +00:02
6位 香山 飛龍(シマノレーシング) +00:02

30位 米谷 隆志(Bellmare Racing Team) +01:01
36位 関口 拓真(Bellmare Racing Team) +04:43
DNF 小畑 郁(Bellmare Racing Team)
DNS 才田 直人(Bellmare Racing Team)

 
【E1】


1位 中里 仁(Rapha Cycling Club) 3:26:11 ave38.40km/h
2位 初川 弘浩(ORCA CYCLING TEAM) +02:54
3位 安富 友裕(名岐ベンド) +03:16
4位 石田 眞大(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) +03:27
5位 石井 祥平(アーティファクトレーシングチーム) +03:27
6位 山田 和弘(名岐ベンド) +03:46

DNS 北川 魁之介(Bellmare Elite Team)

 


 

3月25日(土曜日)と26日(日曜日)の2日間にかけてJプロツアー第3・4戦となる「第1回JBCF袋井・掛川ロードレース」が開催されました。Bellmare Racing Teamからは土日両日開催されるJプロツアーに関口拓真、米谷隆志、小畑郁の3選手が出場し、才田選手は怪我治療のためにDNS。また土曜日のみ行われたJエリートツアーのE1クラスタには北川魁之介選手が出場しました。
今回のコースは静岡県袋井市の小笠山総合運動公園内に設定される6kmの特設周回コース。前戦の鹿児島ラウンドに続き、今回も初開催の会場です。エコパスタジアム周辺のエリアと奥側の駐車場エリアを結ぶメガネ型の構成で、各エリア共に道幅が狭い区間や、180°コーナーや90°コーナーが連続する区間が設定されており、タイトでインターバルが頻発するコースとなっています。また、両日とも雨のレースとなり、公園内舗装に使用された材料に細かいガラス片が含まれているせいか、パンクが続発する2日間でもありました。
初日のJプロツアーは1周6kmのコースを10周する60kmのスプリントレース。タイトなコースに雨でスリッピーな路面となり、集団前方の20名程度に入らなければまともにレースが出来ない状況となる中で位置取りに苦しむBellmare Racing Team。集団前方は人数を揃える他チームに抑えられ、関口選手と米谷選手は第2集団へ後退。それぞれ30位と36位でのフィニッシュとなりました。また、小畑選手は序盤に発生した落車に巻き込まれてしまい、4周目付近でのDNFとなってしまいました。
続いて行われたJエリートツアーのE1クラスタには北川魁之介選手が出場。こちらは土曜日のみの開催でしたが1周6kmのコースを22周する132kmの長距離レースとなりました。Jプロツアーと同様な状況ではありましたが距離が長いこともあり、レースは淡々と展開していきます。北川選手はE1クラスタに昇格しての初レースという状況もあり、メイン集団内で周回を重ねるものの位置取りに苦戦。レース中盤の11周目付近でDNFとなっています。

 
 

PHOTO REPORT (JPT)


 

2023年Jプロツアー第2ラウンドは静岡県袋井市のエコパスタジアムが舞台。
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雨のレースに少し憂鬱?。
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スタートラインに早速並んだBellmare Racing Teamの3人。
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エコパスタジアムを背後にJプロツアーのレースがスタート。
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Jプロツアーの初戦となった欧州から帰国中の関口選手。
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悪天候とはいえ順調な滑り出しかと思った直後に小畑選手の目の前で落車。米谷選手も足止めとなる。
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雨の中、なんとか初日のレースを終えた関口選手と米谷選手。
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PHOTO REPORT (JET E1)


 

続いて行われたJエリートツアーE1クラスタのスタートラインには北川選手。
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E1に昇格して初レースの北川選手はいきなり132kmの長距離レースに挑む。
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コース鬼門の180°コーナー。
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序盤はメイン集団内で順調に周回を重ねていた北川選手だった。
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桜並木の登攀区間を進むメイン集団。北川選手が少し遅れ始める。
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足攣りの影響もあり、苦悶の表情でもなんとか耐える北川選手だったが…E1初レースはDNFとなった。
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雨のレースを見守り続けた桜、お疲れ様でした。
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RIDERS REPORT


 

北川選手(E2):
今シーズンの実業団レースの最初のレースはE1での出走。距離が132㎞でレースでは走ったことがなかった距離なのでスタート前に多めに食べて、補給食も多めに準備した。宮澤監督からヘアピンの細いコーナーは5番手以内で曲がることと集団の15番以内に入るようにとアドバイスを頂いた。
スタートは前の方から。前の方からスタートできたが、ヘアピンにはいるところで5番手はおろか集団真ん中くらいになってしまい、けっこうポジションを落としてしまった。このコーナーにはだいぶ苦戦して、そのあとの周回でも無駄足を使うポイントとなってしまった。このコーナーは先頭で曲がるようにするべきだった。去年の群馬のレースで監督からこのテクニックを教わって習得していたのに、頭から抜けてしまっていたので本当にもったいなかった。
アクチュアルスタートは集団の先頭で出来たが、そのあとのコーナーでどんどん位置を下げていってしまった。コーナーで位置を下げてしまう原因は前の選手と同じ動きが出来ていないからだと思う。自分は前の選手と同じ動きをすることが上手ではないので、改善しないといけない。そのまま、集団の真ん中より少し前の辺りに位置取りしながら4周目へ。
4周目、監督から前にいないとレース終わるぞと言われ、前に上がる。上りで石井選手の後ろに入って位置を上げたのだが、登り切りで石井選手がアタック。右・右のコーナーで少し離れたが集団からも出てしまい中途半端な形に。石井選手の方が近かったのと、位置をなるべく下げたくないので少し踏んで石井選手につく。駐車場の後の下りで吸収されたのだが、周りが全く見えておらず、集団の前には入れなかった。ここで無理に踏んだせいで両脚の脹脛周りが攣り始める。足の指がシューズの中でギューッとなってしまい開けなくなった。この攣り方は初めてだった。もう踏めなくなってしまったので、登りで位置を下げながら、下りと平坦で位置を上げるを繰り返していたが、8周目、9周目あたりで切れてしまった。そのあとは、グルペットで走ってたが、11周目が終わったところで降ろされてしまった。
今日のレースでは久しぶりに腰が痛くなってしまった。練習では良い乗り方が出来るようになったが、レースでフォームに意識を払えない状況でガチャガチャ踏んでしまうと力が腰に入ってしまう。その状態のまま乗り続けると腰が痛くなる。腰に入った状態は体幹があまり動員できていない状態だから、足に負荷が集中してしまい脚が攣る。体幹が動員されたいい乗り方を無意識の状態でできる必要がある。10回中1回まぐれでできるのでは意味がない。10回中9回、10回確実にできるようにしよう。
前日に、腹筋周りの張りを作っておいたらガチャガチャなフォームでも腹斜筋が筋肉痛になった。これは良かったと思う。余裕がなくなる原因の大部分は位置取りが出来ないこと。居たい位置に行くことはできたけど、そこに居続けることが出来なかった。スペースに突っ込むのを躊躇してしまったり、前の選手と同じ動きが出来なかったりするのが原因。次のレースでは意識して修正して行こうと思う。

 
 

関口選手(JPT):
距離が60kmと短く厳しい展開になることが予想された。レースコンディションも悪く、テクニカルなコースに加えて雨が降っていた。フィジカル的にはナショナル合宿の後ということもあり疲労が完全に抜けていない状態だった。
いざスタートしてみるとポジション取りは以前に比べて簡単にできた。JPTのレースよりもヨーロッパのジュニアのレースの方が隙が無い。中盤になり180度コーナーの後の走路でオールアウトしてしまった。心拍、身体、どちらともきつかったが明らかにパワー不足だった。中切れしているのに譲らない、これは自分の失態だった。第二集団に落ち、心拍が一度落ち着くと肝臓あたりが酷く痛かった。踏むことができず第三集団に落ちてしまった。

 
 

米谷選手(JPT):
事前の予報通りの寒い雨。コースもマップで確認する以上にトリッキーで、まともにレースができるのは集団前方の数十名だけなのは予想できた。
前に並んでスタートしたが、ニュートラル区間の混乱と濡れた狭いコーナーで番手を落とし、2周目の補給所手前の落車の影響を受けた。転ばずに避けられたがその間に集団は割れており、追いついた所は第2グループ。先頭に近いペースを刻み続け、一度はホームの後の180°で追いついたが、インターバルに耐えられず再度グループは分解し元通りに。あとはゴールまでそのままだった。

 
 

小畑選手(JPT):
初開催のコース。試走してみるとコース幅が狭い所や走路に埋設ポールなど動かせない障害物あったりと、なかなかのテクニカルコース。これは集団の前の方で走らないと後ろは足使いまくるコースという事で、招集場所に真っ先に並んで先頭でスタート。
先頭でスタート!しばらくはローリングスタートでモト審判を抜けないはずが、カメラモトも並んで走ってるいてうやむやになってしまい、最初のUターンからの細い走路に入るところで番手がすこし下がってしまった。それでも落ち着いて走り、コースの反対側に向かう登りパートここも落ち着いて走りそこまで番手下げずに走っていましたが、大駐車場に向かう細い直角コーナー2つで減速が激しく立ち上がった先頭は彼方へ。
まだ足があるから番手あげながら帰りの下りへ入り、スタートゴール地点までに番手をまあまあ回復してまた例のUターン。直後の細い走路で慌てた前の選手が転倒!突っ込んで前転はギリギリ避けたものの、軽いジャックナイフをして足しをついて止まったのでチェーンが外れていて、それを直しからスタートとなって、生きのいい集団に追いつける分けもなく。4周してDNFでした。
派手に転んで怪我しなかっただけよしとするしか無いですね。。。

 
 

宮澤監督から


 

※DAY02に掲載

 

 
 

Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V. and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V.