21APR.2024@第58回JBCF東日本ロードクラシック, DAY02, JPT#6
第58回JBCF東日本ロードクラシック, DAY02
– 群馬県利根郡みなかみ町群馬サイクルスポーツセンター(6km サーキットコース 時計回り) –
6.0km/11周 66km(JFT)
6.0km/10周 60km(JPT)
6.0km/23周 138km(JET E1)
【JFT】
1位 木下 友梨菜(Bellmare Racing Team) 1:56:01 ave. 34.13km/h
2位 滝川 陽希(富山県自転車競技連盟) +03:49
3位 阿部 花梨(イナーメ信濃山形-F) +03:50
※オープン 渡部 春雅(明治大学) +03:50
※オープン 大蔵 こころ(早稲田大学) +03:50
4位 古谷 桜子(湾岸サイクリング・ユナイテッド) +03:50
【JPT】
1位 橋本 英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 1:22:15 ave. 43.76km/h
2位 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム) +00:00
3位 今村 駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +00:00
4位 大仲 凛功(シマノレーシングチーム) +00:00
5位 草場 啓吾(愛三工業レーシングチーム) +00:00
6位 レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島) +00:00
…
26位 高橋 翔(Bellmare Racing Team) +00:13
64位 山口 凱生(Bellmare Racing Team) +01:45
81位 米谷 隆志(Bellmare Racing Team) +03:42
DNF 高杉 知彰(Bellmare Racing Team)
DNF 川島 綾太(Bellmare Racing Team)
DNF 小畑 郁(Bellmare Racing Team)
【JET E1】
1位 高岡 亮寛(oppongi Express) 3:29:26 ave. 39.53km/h
2位 木村 裕己(Roppongi Express) +00:00
3位 康 寿成(TRYCLE.ing) +00:37
4位 安富 友裕(名岐ベンド) +00:39
5位 長澤 優樹(COWGUMMA) +00:39
6位 中司 大輔(Team Kermis Cross) +00:53
…
DNF 藤本 元貴(Bellmare Elite Team)
DNF 知名 透真(Bellmare Elite Team)
DNF 三木 颯一郎(Bellmare Elite Team)
4月20日(土曜日)からの2日間、群馬県利根郡みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンターを舞台に「第58回JBCF東日本ロードクラシック」が開催されました。
2日目のレースには、Jフェニミンツアーに木下友梨菜選手、Jプロツアーに高杉知彰、小畑郁、川島綾太、米谷隆志、山口凱生、高橋翔の6選手、最後のJエリートツアーE1カテゴリに三木颯一郎、藤本元貴、知名透真の3選手が出場しました。
最初のレースはJフェニミンツアー。同時間帯レースのE3のペースが速かった影響もあり途中でニュートラルが入る展開となりましたが、木下選手のペースアップ等で小さくなる集団。最後は渡部春雅選手とのマッチレースとなりましたが得意の登坂で単独に。そのまま後続に4分近い差を付けての優勝となりました。この結果、リーダージャージも再獲得しています。
続いてはJプロツアー。昨日と変わってこの日は60kmのスプリントレースとなりました。予想通り速いペースの中、前日に続いて危険な動きも。その中で若手の高橋選手と山口選手、そして若手二人をサポートし続けた米谷選手がフィニッシュラインに辿り着いています。
最後はJエリートツアーE1カテゴリ。スタート直後に雨が落ち始めて一時は心配もしましたが路面が濡れるまでは至らずにドライなレースとなりました。この日のE1は23周回138kmの長距離レース。鹿児島以来の実業団レースとなった三木選手はコンディションが上手く合わずレース序盤にメイン集団から遅れてしまう波乱のスタートとなってしまいました。前回の宇都宮で落車負傷した知名選手。この日は目標距離を定めてメイン集団に食らいつく展開に。順調に周回を重ねて目標距離を大幅に超えたレース終盤、フィニッシュラインも見えてきたところで力尽き100km超でのDNF。一方、逃げに入るなど積極的にレースを作りながら気を吐いた藤本選手。パンク・トラブルもMAVICカーのサポートで上手く乗り越えた場面もありましたが、最終周回に入る手前でのDNFとなりました。
PHOTO REPORT (JFT)
2日目は女子のレースに出場した木下選手。レース前に監督と走り方を練る。
同時間帯のE3レースの影響でニュートラルが入るアクシデントも。
心臓破りの坂で渡部選手との差を開き、独走状態となったレース終盤。
後続に4分近い差を付けた木下選手が優勝。同時にリーダージャージも再獲得した。
PHOTO REPORT (JPT)
休み間もなくJプロツアーのレースがスタート。この日は60kmのスプリントレース。
トラブルが続くメイン集団。この日も餌食になってしまった高杉選手と小畑選手がメイン集団から遅れてしまう。
前日脱水症状で急に消えた山口選手は短距離もあって順調な走り。
Jプロツアーレース2日目の高橋選手も米谷選手の側を離れずメイン集団で周回をこなす。
PHOTO REPORT (JET E1)
何故かE3のスタートラインに立っていた宮澤監督。数周でドロップした模様だが一応証拠写真。
JエリートツアーE1カテゴリに出場した藤本選手、知名選手、三木選手。
コンディションに不安を抱えていた三木選手が集団からドロップ。彼の走りもまだまだこれから。
藤本選手もパンク・トラブルに見舞われたが無事集団に復帰。このあたりはJPTを走った経験が生きたか?
前回落車負傷してしまった知名選手だがこの日は目標距離を定めて周回を重ねる。
このままフィニッシュかと思われた知名選手だったが100kmを超えたところで集団から遅れた。それでも目標距離は大幅に上回った模様。
途中逃げに乗るなど積極的にレースを進めていた藤本選手。メイン集団での走りを続けていたが…。
RIDERS REPORT
知名選手(JET E1):
前戦で落車して以来のレース。怪我は治りましたが、体のバランスを整えることに時間をかけたためパワーを出す練習が少ししか行えていなくレースに対しては不安がありました。目標としては半分の65kmまで集団に残ることとしました。
スタートしてから何周かはペースが速くなることが予想されたので、そこで千切れないこと。常に自分のポジションを変化させることを意識して走りました。レースとしてはペースが上がるたびに心臓破りの坂などで位置を下げてしまい集団後方が定位置となってしまいました。
結果は100kmでDNF。設定した目標は上回りましたが、もっと前で上手く展開できていれば完走できたはずなので反省です。
サポートしていただいている皆さまに感謝し、次戦では結果を出せるよう努力します。
三木選手(JET E1):
群馬CSCのコースは1年ぶり。僕はここ2週間ほど運転免許取得の為に自転車へ跨がれる時間が少なくなったのでコンディションが悪い事は覚悟の上、このレースに挑みました。
試合当日は寒過ぎず暑過ぎず丁度良い気温で路面はドライ、走り易い状態でしたアップを1時間程取り準備はしっかり行えました。調子が悪いのは承知の上なので、悪いなりに集団内でベストを尽くすように立ち回りを考えました。心臓破り前では前方に上がり遅れを取らないよう心がけました。4週目程で身体がレースのレベルに合わせて付いてこれず下りや自分のスキルを使って休む場面を作っても心拍数が下がらず次の心臓破りで遅れてしまうという結果になりました。
結果から見てトレーニングの減少量がかなり落ちてしまった事や10時間の長距離移動の後にストレッチがあまり出来なかったのも原因の一つとも考えられます。コンディションは直ぐに戻らないと思いますが今週末あるレースは前回よりもっと走れるように、短期間で成長出来ることを全て行う気持ちで日々を過ごして行きます。
藤本選手(JET E1):
今大会ではレースのシナリオを自ら造りに行くことなど積極的にレースに参加することを目標に挑みました。また、脱水症状にはならないよう水分補給はいつも通り取るように心掛けました。
スタートライン立ってる最中に雨が降り始め不安の中レースは始まりました。ただ幸いにもローリング中に雨は止み、路面、ジャージが濡れることなく不安要素が減りました。リアルスタート後から集団は心臓破りでややペースが上がるが位置取りも良く自分のペースでこなして行きました。4周目あたりで数名の逃げ起き集団待機の予定でしたがその周入った下り坂で番手が先頭で自分のペースで下ったら後ろはついて来てなかったのでそのまま単騎で追走に入り成功しました。後ろの集団とは最大で20秒ほど差ができ、少し早いかもしれないが前待ちに切り替え行ったが、6周目の下り終えたタイミングで集団に追いつかれ吸収されました。
その後周数を重ね、中盤あたりで有力選手が動く雰囲気があり心臓破りは3番手で入ったタイミングで高岡選手、寺崎選手、中島歩選手などがバックストレートで伸びこれは行ける可能性があると思った矢先にパンクしてしまい、MAVIC様の方々にサポートしていただき一周かけて復帰。復帰にかなりエネルギーを使ってしまいその後の周回はただ耐えることになり、補給食、水分をしっかり摂り終盤に備えました。残り6周あたりで高岡選手含む逃げが出来てしまいメイン集団は追う気配はなかったが残り3周の心臓破りで追走を始める選手ができ、自分としては反応は出来たものの最後の体力、力不足で最後まで追えず、次の周にレースを終えました。
今回は自分から追走し逃げに入るなどレースの展開が切り替わる瞬間を見つけることができ、今までにないことが出来たと思います。また、パンクしてしまってからの切り替えも素早く出来てたと思います。今段階で出来ることとして練習のボリュームも上げることと、丁寧に自転車を乗ることを心がけることが大切だと思います。次戦のレースは西日本ロードクラシックで距離もエリートカテゴリーでは長い方なのでしっかりとレースに参加できるよう頑張ります!
最後になりますが、宮澤監督をはじめ大会時にサポートしてくださる方々、スポンサー様いつもありがとうございます。
木下選手(JFT):
1日目の足の疲労が残っている感じはしましたがなるようにしかならないと思って忘れることにしました。最初は後方で足を回しながら様子を見ることにして、斜行する人の近くには寄らない、落車が起こったとしても回避できそうな位置を走ることにしました。反応すべき何か動きがあるようであれば、その時に動いてそれ以外は静かにしていました。3周目の時、2名が少し抜けていたところで、エリートカテゴリーの逃げがくるからということでバイクペーサーが入ってしまい、縦長になっていた集団がまとめられ、仕切り直しになりました。
ちょうどその段階で先頭に出られて、心臓破りの坂でバイクペーサーが解除されたので、少しだけペースを上げたらその時点で10人弱になりました。ローテを促しても全然出てくれなかったので、バカ正直に一本引きをしかけたのですが、いやよくないと思って、横にはけてスピードを落とすことで前に出ざるを得ない状況にして変わってもらうことにしました。確か4周目の心臓破りでまた少しペースを上げたら2人しかついてこなかったので、回そうと声掛けて逃げ体制に。心臓破りの他の選手の息遣い的に余裕はないことは分かったので、相手に攻撃タイミング推測されているのはバレていたと思うけど、勝負を仕掛けるなら心臓破りだと思い、ローテで回して、後方集団とは差を開きながら1人ずつ絞っていくように2人の様子を見ながら走りました。
6周?の心臓破りの坂で1人が落ちて、坂は後ろについていようが一定は削られていくのでペースをある程度上げながら、8周目?の心臓破りでまた少しペースを上げたら少し差が開いたのでもう1段階ペースを上げたら離れたことがわかったので、あとは3周、おそらく30分ほどだから、30分もつ一定パワーで踏んでゴールイン。
2日間を通じて、下りのスキルを上げることが自分のレベルアップに必要不可欠なことは明らかなので数をこなして、スピード感への慣れライン取り等、色々試す中で自分がより力を使わずに勝てるように全日本に備えていきたいと思います。今後ともベルマーレレーシングチームの応援を宜しくお願いいたします。
山口選手(JPT):
今日は60kmと短いので後手に回らない位置取りをすること、水分補給を意識することを第一の目標にして出走。
やはり昨日よりもペースは速いが脚は軽かったので集団にいる分には余裕があった。昨日の反省を活かして、下り坂やペースが緩んだところで水分補給をした。その後も集団で周回を重ねたが、最終周のペースアップでついていけなくなり、そのままゴール。
今日は全く攣らなかったのは良かった。ただ練習中に脚が攣ってしまうことにより高強度の刺激が足りていなかったことがつき切れの原因だと思うのでこれから改善していきたい。
高橋選手(JPT):
2日目は60キロのスプリントレース。最初からハイペースな事を予想した。
予想通りハイペースな展開で昨日よりも位置取り争いが激しい。ゴール手前の林間区間で目の前で落車。なんとか避けきれて脚も使わずに済んだ。昨日の反省を踏まえて心臓破りの位置取りを変えた。心臓破りに入る前に集団の前方にいき、上りを踏まずにその後の下りに入るまでに集団の真ん中あたりで抑えて脚を温存した。 セクションごとに位置取りを変えようと思ったがなかなか上手く出来ず、真ん中で埋もれてしまう事が多くなってしまった。脚を使わずに前に出れるところでも埋もれてしまい米谷さんに「高橋!」と声を掛けられた時も反応出来なかった。ラスト1周の心臓破りでアタックが掛かる。頂上までは何とかついていけたがその後の下りで踏めずドロップ。ラストはスプリントの展開になったが早掛けしすぎてしまい撃沈。
初めてのJPTで本当にたくさんの事を学べた。こんなに楽しいと思ったロードレースは初めて。今週末の播磨でのレースは今回学んだ事を活かしてよりよい位置でのゴール、そして展開にしたい。
最後になりましたが宮澤監督、スタッフの方々、選手の皆様、本当にありがとうございました。
川島選手(JPT):
チャレンジロード前からコンディションを大きく落としてしまっている状況。
ただ、位置取り含めてできることを試す、身につけるために少しでも長く走ることを目標に。
結果としてはレースには全く参加はできていなかったが、エリートカテゴリーより密集度の高い集団での下りを慣れたり、位置を上げる所で上げに行くことが出来たのは、次に繋がる経験にはなったので、少しでも早くチームの為に走れるように、練習からまた仕切り直していきたい。
米谷選手(JPT):
短距離レースなのでずっと速いのは明白。群馬ならぱっと前に上がることに問題はないので、しっかりアップしてからスタート。リスク回避も兼ねつつ、山口や高橋が位置取りする目標になれるようになるべく前で走った。重いなりに脚は動いたが、残り2周で一気に苦しくなり脱落。
この完走率のレースで2日とも集団ゴールできないのは少しショックだが、チャレンジと合わせてここが自分の現在地だと認めるべきだろう。次の手を打つためにはそこから始める必要がある。ダンシングがかからない、ギアが踏めないなど鍵になるものはいくつか見えた。これまでと同じように、出来ることを続けていきたい。
高杉選手(JPT):
前日とは真逆の短距離スプリントレース。前日は早々レースを降りたため脚は絶好調を維持している状態でした。前で安全な位置をひたすら温存して最後の展開に備えて、乗ることを目標に。
スタートで初歩的なミスをしてしまい集団後方になってしまいましたが、脚の具合もよく、前日のミーティングで共有していた位置の上げ方を実践して比較的コンフォートな位置まで番手を戻せました。散発的に集団からの出し入れはあるため、無駄足を使わないことだけを意識して、周回をこなすことを考えていました。3周目のホームストレートの手前のコーナーで集団の前方で危険な動きがあり、煽りを食らった選手がガードレールに吸い込まれて行き、目の前で転倒する状況になったのですが、本当に運がよく、ギリギリでかわすことが出来ました。減速したものの力を使って集団に復帰したところで、再度自分の前方でクラッシュが発生。立て続けに目の前で起こるクラッシュやナーバスな集団へのストレスが、自分のレースへの気持ちを上回ってしまい、今日はこれ以上この集団の中でレースを続けることは出来ないと判断してレースを途中で降りてしまいました。
チームメイトが気を吐いて戦っている中、脚が残っている状態にもかかわらず途中でレースを降りたことに対して、大変申し訳ないと思っています。次のロードレースまでに、しっかり心・技・体の3つを整理して、さらに高めて、再度挑戦することを約束します。最後になりますが、サポートして頂いている企業様、スタッフの皆様、応援してくれる皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございます。結果で返せるように、さらに努力していきます。
小畑選手(JPT):
周回数が少ない2日目。最初から速いのがわかっていたので心の準備をしてスタート。最初から行きたい選手は上げていて下りパートでマンサボさんなどマトリックス勢が前に上がって行くのが見え合わせて先頭付近へ、リフトの坂もいいペースのまま進行して心臓破りへ。心臓も少しすると強度に合わせて回ってくれると思ったら心臓破りに入っても破るほど心拍数上がらず、体が動かなくなり終了でした。
2日間の結果をみるとトレーニング不足が顕著。いっそう気合を入れてトレーニング強度とボリュームを確保してレースがしっかり走れる準備をしたい。
宮澤監督から
Jフェミニンツアーの木下選手について。Day1は経験値の差とどれだけレースで下っているかの数の差が出たと思う。しかし、あの男子の中レースを走り切ったのは評価に値する。ラインレースなら、JPTでも走れると思うしその方が得意なレース展開ができると思う。Day2は周りの選手が警戒している空気しかない2周後は、積極的にペースを上げに行ってジャブを打っていることがわかった。引いてくれない展開は想像通りだったが、その中で回しながら他の選手を消耗させつつ、自分の得意な展開でサバイバルな走りができたと思う。勝利とリーダージャージはチームにとっても嬉しい結果となった。
JエリートツアーE1カテゴリの3名。まず藤本選手はアクシデントはどんな状況でも起こり得ること。ペーサーで帰ってきた時も、かなり早いご帰還だったと思う。だが、車につけば良いのではなく、なるべくセーブしたペースで追いつくのも技術の1つ。着いて行くのがきつければ抑えてもらうくらいの加減をジェスチャーや、遅れると言った方法で回避できたと思う。レースで展開が作れるように。三木選手は、他の事由に時間が取られるのは仕方ないと思うが、その他の時間をどう使うかは選手次第。まだまだ身体が細いので、大きな力の出せる体づくりを。知名選手、藤本選手が良いところで走っているので、纏まって走れると良い。今はなるべく力を使わないように走っているが、使わないとここから先は何も出来ないで終わってしまう。藤本と絡めれば展開のバリエーションが広がるだろう。
Jプロツアーの川島選手。モチベーションを持っていることはとても良いと思うが、空回りしないように1歩ずつ上げていくことが重要で、国内は特にレースが少ないので、空回りの連鎖が起きないように、自分の体の反応をしっかり感じて良い反応を大事にすることを癖付けよう。山口選手は不安材料がある中で、スタート後他の選手よりも位置を落としてしまったのは残念だった。水分補給に関しても、トレーニングからしっかり水を飲んで癖になるようにしていってほしい。今回課題になった、水分補給と高強度をどちらも次のレースまでにできることをしてほしい。コースを動画で見ながらイメージトレーニングでも良い。高橋選手は初レースの割には、良い走りだったと思う。前半は後ろにいることが多かったが、サバイバルな展開の中でもしっかりと集団について走れたのは、良かったと思う。米谷についていけたのも良かったと思うし、キツイ中でしっかりとついていくことを意識できるメンタルを持っていることが大事だと思う。米谷の集団内での前に出るアドバイスも、しっかりその状況を覚えていれば、次回はなんとなく見えてくるはずだろう。セクション毎に位置取りを変えてみるのも良い動きだと思う。スプリントはそのうち覚えるから大丈夫だ。米谷選手。チームメイトに気を遣って、走っていることは良いと思う。
周回コースでは難しいが、安定した中盤などでは、山口選手や高橋選手がもう一歩前へ出れて、チームとしてまとまって走れて、話しながら走れることを期待している。力不足は、コンディションをしっかり確保できるよう努めてほしい。高杉選手の前半の動きは、ースをしっかり見ていて自分のコンディションもレースに合わせた自信のある走りだったと思う。山口を気遣って話に行ったことも評価に値する。今回起きた落車や、コースアウトは不運であり、当面の日本の自転車レースの課題でもある。次回のレースは気持ちを切り替えて、今以上に自信を持って走れることを望んでいる。最後に小畑選手。高強度域を頑張ろう。レースで試せるようにトレーニング内容もさらなる強化を。
川島 -¥2000
山口 -¥2000
高橋 ¥8000
米谷 ¥3000
高杉 ¥2000
小畑 ¥0
木下 ¥50000
Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V. and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V.