第9回JBCFみやだクリテリウム JPT #11
第9回JBCFみやだクリテリウム – JPROTOUR
3.2kmx15周 48km
1位 吉田 隼人 (マトリックス) 1:12:57 av39.47
2位 小野寺 玲 (宇都宮ブリッツェン) +1
3位 鈴木 譲 (宇都宮ブリッツェン) +2
4位 入部 正太朗 (シマノレーシング) +2
5位 ホセビセンテ (マトリックス) +3
10位 横塚航平 (LEOMO Bellmare) +4
21位 才田直人 (LEOMO Bellmare) +1:28
DNF 米谷隆 (LEOMO Bellmare)
DNF 古田潤 (LEOMO Bellmare)
レース展開
予選レース後も怪しい雲行きが近づいてきたが、道路は濡れてはいなかった。雨が降り出したのは、決勝前2時間を切ったあたりからポツポツと当たり始め、スタート前には道路は完全に濡れている状態になる。
決勝に全員駒を進め、直前のミーティングではペースが上がったら3周以内を目標に逃げに全員乗ることを宮澤監督が指示を出す。
レーススタート後集団は一気にペースが上がるも、マトリックスが集団前方に位置し、完全にコントロールに入る。
予選よりも遅いペースで進むが、濡れた路面でコーナーリングのテクニックの差が生まれ、集団後方はストップ&ゴーの連続に、予選を勝ち抜いた選手たちが次から次へと遅れていく。
古田、米谷もその動きに体力を奪われ、それぞれ前半、中盤で姿を消す。
常に集団後方に位置する才田は、以前このコースで落車した経験から雨という気象条件も加わり、コーナーで常に集団かに離されてしまう。
それでもレース終盤まで粘りの走りを見せ、遅れた選手とゴールへ向かう。
集団はマトリックス、宇都宮ブリッツェン、シマノが集団前方をキープしているので、なかなかその中に入ることはできず、横塚も苦しい展開の中集団後方で我慢の走りが続く。
しかし、後半になると体力的にも限界が訪れ、残り2周でアタック合戦が始まった時には動けない状態になってしまう。
しかし、なんとか集団にくらいつき10位でゴールとなった。
宮澤監督から
米谷、古田は苦手ではないコースで攻めの走りができなかったこと、インターバルに弱い部分を次回のレースまでに克服してきてほしい。
才田は、今日の集団の中で1番脚を使った選手であろうが、結果につながる動きができなければならない。しかし、不得意なこのコースで激しいインターバルを繰り返しながらも終盤まで残ったことは評価できる。自分の得意なレースで生かしてほしい。
横塚選手は序盤に前の位置を取り続けられれば、自分の居場所を確保することができるだろう。レースは序盤の30番手と、終盤の15番手ではコーナーリングのテクニックや、通過スピードが変わる。常に同じポジションで同じスピードで走る中で、打開策を見つけてほしい。
第9回JBCFみやだクリテリウム – JYT-Y
7周x3.2km 22.4km
1位 森崎英登 (LEOMO Bellmare) 35:49
2位 平井 光介 (TEAM YOU CAN) +1
3位 津田 悠義 (EQADE) +2
4位 山内 渓太 (可児高校) +2
5位 香山 飛龍 (横浜高校自転車競技部) +3
15位 林祐作 (LEOMO Bellmare) +16
レース展開
普段ユースのレースが無い場合はJPTを走っている森崎、林。今回はユースレースが設定されており2名はこちらに出場。距離は短いが、同じ世代の選手の中で勝つことが求められるレースとなった。
横浜高校を中心としたアタックが繰り返されるが、決定的な逃げが決まらないままレースは終盤へ。
常に集団前方で森崎と林はコミュニケーションを取りながらレースを進め、残り1周で先行するTEAM YOU CAN の選手が1名逃げる中、最後はスプリントで森崎が勝利をものにした。
宮澤監督から
森崎は前回のユースレースでは、パンクでリタイアと不甲斐ない終わり方をしてしまったので、今回はしっかりと結果を出してくれたと思う。林選手と話しながらレースを組み立てる余裕があったこともよかった。
次は全日本選手権が控えているので、それに向けてしっかりと準備をしてほしい。
そして、JPTでもできることを1つ1つ増やしていってほしい。
森崎 30,000
林 20,000
才田 10,000
米谷 5,000
横塚 5,000
古田 0
TEAM YOU CANの選手の背後から少し早駆け気味にスプリントを開始した森崎。そのまま大きな差をつけて1位フィニッシュ。
表彰式は地元長野のアイドルグループ「パラレルドリーム」さんに囲まれて。彼の好みは…
JPT決勝は雨。ランキング上位の才田は最前列からスタート。宮田の第1コーナのイン側にはトラウマがあるとレース前に語った才田だが、ランキングの順番的にイン側に並ぶことに…
スタート直後、クリートキャッチに失敗してしまい、いきなり最後尾からの追い上げとなってしまった才田。
レース後、コーナーを攻めきれなかったと語った米谷。徐々に遅れてしまう。
最後尾からの追い上げで集団に復帰するも脚を削られてしまった才田。レース後半に遅れ始め、横塚の背中が徐々に遠くなる。
終始先頭集団に食らいついた横塚だったが、スプリントには絡めず10位フィニッシュ。
Text: Takashi MIYAZAWA, Photo&Comment: Kensaku SAKAI(FABtroni+camera)