18JUN.2022@第56回JBCF東日本ロードクラシック修善寺大会, DAY1, JPT#06

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第56回JBCF東日本ロードクラシック修善寺大会, DAY1
– 静岡県伊豆市/日本サイクルスポーツセンター(5kmサーキットコース) –
5km/10周回 50km(JPT)

 
【JPT】


1位 小林 海(マトリックスパワータグ) 1:20:57 ave37.05km
2位 レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ) +00:08
3位 トマ・ルバ(KINAN Racing Team) +00:09
4位 中井 唯晶(シマノレーシング) +00:09
5位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) +00:15
6位 入部 正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム) +00:33

14位 才田 直人(LEOMO Bellmare Racing Team) +01:26
15位 寺田 吉騎(LEOMO Bellmare Racing Team) +01:31
24位 米谷 隆史(LEOMO Bellmare Racing Team) +01:41
DNF 小畑 郁(LEOMO Bellmare Racing Team)
 

 


 

前戦から約2ヶ月ぶりの開催となったJプロツアー。翌週に控える全日本選手権の前哨戦として静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターを舞台に「第56回JBCF東日本ロードクラシック修善寺大会」が開催された。初日の6月18日(土曜日)はJプロツアー第6戦。LEOMO Bellmare Racing Teamからは才田直人・米谷隆志・小畑郁のいつもの3選手に加え、全日本選手権のために帰国している寺田吉騎選手が参戦。久しぶりに4選手での出場となった。なお、2022年シーズンの寺田選手は海外活動がメインとなっているが、Jプロツアーに関してはLEOMO Bellmare Racing Team登録となっている。
会場はサイクルロードレースではおなじみの修善寺、日本サイクルスポーツセンターの5km周回コース。チャレンジロードを含めると今シーズン2回目の開催となるが、チャレンジロードとは逆方向の時計回り設定で、スタート/フィニッシュともに監視棟前となった。

 

初日は雨模様で路面もウエット状態ではあったが、雨量自体は強くなく、パラパラと降る程度でおさまった。ただ雨のレースを苦手とする才田選手は憂鬱な表情と発言を残してスタートラインに向かっていく。才田選手だけでなく翌週に全日本選手権を控える選手たちにとっては「落車だけはしたくない」レースであることは間違いない。

 

この日は全長50kmの短距離レース。序盤に5名程度の逃げが形成されたがメイン集団も大きなタイム差は許さず、ギリギリ先頭集団が見える範囲での展開となった。LEOMO Bellmare Racing Teamは逃げにメンバを送り込まずにメイン集団でのレースとなったが、寺田選手が時折ブリッジを試みるなど積極的な動きを見せていた。ただ、この日の一番の動きは雨のレースが不得意なはずの才田選手が見せた。レース終盤の勝負のかかる動きに入り込みチーム最上位の14位フィニッシュ。才田選手に続いた寺田選手も15位でフィニッシュラインを通過。米谷選手は24位、怪我の影響で本調子とはいえない小畑選手はDNFとなった。

 
 

PHOTO REPORT (JPT)


 

スタートを待つ選手たち。寺田選手はLEOMO Bellmareの選手としての初レースとなった。
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約2ヶ月ぶりのJプロツアーは修善寺が舞台。小雨が降る中でのレースとなった。
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逃げが先行し、LEOMO Bellmare Racing Teamはメイン集団でのレースとなった。
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とはいえ次の動きに備え、集団前方のプロリーダージャージ近くに位置取って周回を重ねる米谷選手と才田選手。
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逃げ集団へのブリッジを試みる寺田選手。もう少しというところまで行ったが惜しくも届かず。
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厳しいペーシングにメイン集団で耐える米谷選手。
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寺田選手と粘る才田選手。
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身体の痛みに耐えながらのレースとなった小畑選手も粘り続けたが惜しくもDNFとなった。
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1号橋を進む集団。
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フィニッシュに辿り着いた才田選手、寺田選手、米谷選手。
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Jプロツアー修善寺Rd.の初日を終えた選手たち、明日も頑張りましょう。
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RIDERS REPORT


 

寺田選手(JPT):
レース距離が50kmと短いのでスタートからハイペースでレースを進めること、雨で路面が濡れているため下りで転ばないように走ることを目標にスタートしました。練習では才田さん、米谷さん、小畑さんと走ったことがありますが、実際のレースでチームメイトとして一緒に走るのは初めてだったのでレース中のコミュニケーションは上手く取ることが出来ませんでした。
レースはスタートして2周目で逃げができましたがタイム差はさほど開かず集団も良いペースで進みました。逃げとの距離が遠くなかったので何度かブリッジをしましたが成功はせず芋掘りになってしまいました。残り4周目で集団の下りのペースが上がり中ぎれをしてトップグループからは遅れてしまいました。とにかく粘り続けて体に刺激を入れるために最後までもがいてゴールしました。
Day1で自分のコンディションを知るとともに才田さん、米谷さん、小畑さんのコンディションを知ることが出来たのが良かったです。初めの逃げに乗れていたら序盤ペースでレースを進めることが出来たので次の日の改善点になりました。

 
 

米谷選手(JPT):
久々の修善寺右回りで、路面はウエット。試走の段階で滑る感覚があったので、最優先は転ばずに帰ってくること。距離も短く最初から最後まで激しいレースになることは予想できたので、分断が出来ても前に残れるよう集団の前でいつでも動けるように走ろうと考えていた。
タイヤを滑らせている人がちらほらおり、登りでもダンシングで踏み込むと後輪が滑る厳しい路面に完全に腰が引けた。下りでは車間を切り、二つのきつい左カーブは一番インを通ることでこけた人が自分の前に流れてくるリスクを消した。実際、このコーナーではこの後3回自分の前で落車があったが、全部外に流れていって無事だった。
2周目に逃げが決まったが、意外と苦しかったこともあり乗れず。吉騎が2号橋の登りを一本引きして逃げとの差を2-30秒ぐらい?まで詰めたが、この時は吉騎の意図がわからずブリッジするかとても迷った。見た目ほど近くなく、前も相当苦しそうに見えたため、ブリッジした後も厳しくなるだろうと考え動かなかった。
レース半分あたりのホームの後に有力勢がごそっと動き、10人ほどに集団が割れた時はしっかりかかって前に乗れたが下りで吸収。相変わらず集団の基本のペースがどうも苦しく、じりじり消耗していった。7周目の2号橋登りでマリノさんが逃げにブリッジし集団が縦に伸びた時は前方で耐えたが、直後のホームで集団が割れたところではあと一踏みが詰められず残れなかった。ここで失った脚が返ってくることはなく、才田さんの動きにも乗れずに集団後方でゴール。
吉騎の脚や走り方もなんとなく分かり、才田さんも調子がよさそうで二日目が楽しみになった。何より、二日目に向けての吉騎の前向きな考え方に刺激された。自分としては、一発はしっかり踏めるが上げ下げのあるレースのベースペースに対応しきれていない部分に不安が残った。今日のレースでで上手く刺激が入っていてくれることを祈って2日目へ。

 
 

小畑選手(JPT):

(※DAY2に掲載)

 
 

才田選手(JPT):
ここ最近のトレーニングで調子が上向きなのは感じていた。普段のライドではインターバルは皆無なので、修善寺のコースにどれだけフィットできるかだけが不安材料。
ここに雨という不安材料が追加。濡れた路面でとにかくゆっくり下る。基本的に集団後方で登りに入り、生き残るキツイ展開でありながら、割と余裕もある。やはり調子は良さそう。ただ、いざかかった時には後方から先頭集団まで上げ切る余裕は無く、第二集団でゴールして14位。下りを上手くこなせば一桁は十分入れる感触があった。

 
 

宮澤監督から


 

(※DAY2に掲載)


 
 

Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V. and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V.