05Mar.2023@第2回Jatco presents 富士山サイクルロードレース2023 富士クリテリウムチャンピオンシップ, 第2日目決勝

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第2回Jatco presents 富士山サイクルロードレース2023
富士クリテリウムチャンピオンシップ
第2日目決勝
– 静岡県富士市/富士市役所前特設周回コース –
1.8km/10周回 18km(男子ジュニア+U17)
1.8km/15周回 27km(交流戦)
1.8km/30周回 54km(富士クリテリウムチャンピオンシップ)

 
【男子ジュニア+U17】


1位 北川 魁之介(Bellmare Elite Team) 28:12 ave–.–km/h
2位 安川 尚吾(ORCA CYCLING TEAM) +00:00
3位 野村 慧晴(AVENTURA VICTORIA RACING) +00:09
4位 片山 悠明(Team Kermis Cross) +00:15
5位 知名 透真(Bellmare Elite Team) +00:15
6位 森 凰翔(LEVANTE HOPE) +00:16

 
【交流戦】


1位 橋本 英也(チームブリヂストンサイクリング) 38:29 ave42.08km/h
2位 初川 弘浩(中京大学) +00:05
3位 石原 悠希(シマノレーシング) +00:06
4位 天野 壮悠(シマノレーシング) +00:06
5位 當原 隼人(愛三工業レーシングチーム) +00:06
6位 永山 貴浩(備後しまなみeNShare) +00:06

34位 小畑 郁(Bellmare Racing Team) +00:13

 
【富士クリテリウムチャンピオンシップ】


1位 横塚 浩平(VC FUKUOKA) 1:17:37 ave41.74km/h
2位 小泉 響貴(明治大学 ) +00:01
3位 今村 駿介(チームブリヂストンサイクリング) +00:01
4位 兒島 直樹(チームブリヂストンサイクリング) +00:02
5位 五⼗嵐 洸太(弱虫ペダル サイクリングチーム) +00:02
6位 ⾼本 亮太(⽴命館⼤学) +00:02

49位 米谷 隆史(Bellmare Racing Team) +00:51

 


 

2023年3月4日と5日の2日間にかけて開催された「第2回Jatco presents 富士山サイクルロードレース2023 富士クリテリウムチャンピオンシップ」の2日目は決勝レースが開催されました。
午前中に開催された男子ジュニア+U17決勝レースには北川魁之介選手と新規加入の知名透真選手、続く交流戦には小畑郁選手、そして午後の富士クリテリウムチャンピオンシップ決勝レースには前日の予選を逃げの4位で通過した米谷隆史選手が出場しました。
男子ジュニア+U17決勝レースでは、スタートから終始集団前方に位置し、自らアタックを仕掛ける動きを見せた北川選手が3名の逃げ集団を形成。2名となった最終スプリントを制し、見事2連覇を果たしました。知名選手も積極的な走りを見せての5位入賞。2人での表彰台となりました。
交流戦は周回数が少ないこともあり、序盤からハイスピードな展開に。終始メイン集団での戦いとなった小畑選手は34位でフィニッシュ。
最終レースの富士クリテリウムチャンピオンシップ決勝レースには米谷選手が単騎で出場。冷たい雨と低い気温でのレースとなり、低体温症に苦しむ選手が続出する中、なんとか耐え抜いた米谷選手は49位での完走となりました。

 
 

PHOTO REPORT (男子ジュニア+U17)


 

男子ジュニア+U17決勝レースに挑む北川選手と知名選手。ちなみに前回大会の1-2位ペア。
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男子ジュニア+U17決勝レースがスタート。
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集団内でお互いの確認をしながら周回を重ねていくふたり。
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180°コーナーを攻めていく北川選手と知名選手。
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知名選手のアタックからのカウンターで3名での抜け出しに成功した北川選手。
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最後のマッチスプリントを制した北川選手が本大会2連覇を達成。
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知名選手もメイン集団からの抜け出しに何度もトライしたが5位入賞となった。
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表彰台に上がった2人の若手選手!!。
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PHOTO REPORT (交流戦)


 

交流戦に回った小畑選手は勢いのあるレース展開の中、34位で完走。
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PHOTO REPORT (富士クリテリウムチャンピオンシップ)


 

ポツポツと雨粒が落ち始める中、富士クリテリウムチャンピオンシップの決勝レースがスタート。
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前日の予選レースと同様に、序盤は集団前で展開し、逃げの動きにも反応していく米谷選手だったが…
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降りしきる冷たい雨の下、低体温症で徐々に体力を奪われた米谷選手はメイン集団内で耐える走りに。
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今にも倒れそうな表情でフィニッシュラインを超えた米谷選手は49位での完走となった。
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RIDERS REPORT


 

北川選手(男子ジュニア+U17):
市の中心の大通りを走れるレースなのでワクワクしていた。
レース前のミーティングで、序盤は後ろ目で様子をみる。中盤以降、前前の展開にしていく。周りの動きに上手く乗っていく。というような指示を頂いた。
スタート直後は、落車を警戒して少し前へ。その流れのまま集団前めに収まった。序盤は色んな選手がアタックを打ったり、止まったりをひたすら繰り返していた。今回のレースでは集団が止まる回数が多く、しかも緩み方がいつもより大きいと感じた。序盤は後ろ目でという指示だったが、集団が緩んだタイミングで脚を使わない程度に色んな場所で集団後方から軽めのアタックを何度か打ってみた。一度、一人で大きく出てしまったのでゴールラインの上りの頂上ぐらいで、もどるような感じにした。中盤は、それほど動きを作れず、一塊ですすむ時間が長かった。ここでもっと動くべきだったと思う。
終盤、残り4周くらいで知名くんがアタック。それが吸収されるタイミングでカウンターアタックをかけた。安川選手と野村選手と3名で抜け出した。思ったよりも集団が離れたので、ペースを作りつつローテーションしながら進んだ。自分としては集団スプリントりなっても構わなかったので、余裕をもってレースを運ぶことが出来た。始めからきつそうだった野村選手が遅れ、安川選手と2人に。最後はマッチスプリントになった。自分が前で、路面がきれいでおそらく風下だった右のラインを閉めてゴール前へ。安川選手が掛けたのにあわせて自分もスプリントを開始し、そのまま勝つことが出来た。
序盤にもっと後ろ目で走って、他の選手を観察することが出来ればよかったと思う。序盤ではなく中盤パタッと動きがやんだところで動くべきだった。周りの動きに合わせながら動けた部分もあったが、自分本位で動いていた部分が多かったのでそこを改善していきたい。レース前、レース中、宮澤監督からたくさんの指示、アドバイスを頂いた。全てのことを実行できたわけではないが、しっかり考え理解し自分の引き出しを広げていきたい。
チームの皆さま、サポートしてくださっている皆様、レースを運営してくださった皆様、関係者の皆さまありがとうございました。

 
 

知名選手(男子ジュニア+U17):
チームで走る最初のレースなので、いい流れを作るためにも結果を残したい。コースは前年も走っているので不安要素はなく踏みどころもなんとなく分かっていたので安心してレースを迎えた。
レース前ミーティングで、中盤以降、前前の展開にしていき、周りの動きに乗っていくという指示をいただいたので、レース序盤は集団後方で待機。いつでも動ける場所に陣取る。前方ではアタックが散見されたが、決定的な動きはないので待機。マークしている選手の動きにだけ反応する。
中盤、三名ほどの選手が飛び出していたのでブリッジをかけるが、すぐに捕まってしまう。周りもかなり辛そうだったのでここでもう1アクション起こせていれば抜け出すことができたのではないかと思う。
終盤、集団が緩んだタイミングで2名の選手と共に抜け出しにかかったが、追いつかれてしまい、カウンターで逃げを許してしまう。集団の足並みが揃わず、集団の頭狙いの選手が多いのか牽く選手も抜け出す動きをする選手も少ない。先頭とは単独で追いつけそうな距離だったのでブリッジをかけるがそれも叶わず。狙いを集団のトップに切り替え理想的な距離感でゴールスプリントをスタートしたが、伸びきらず5位となった。
もっと周りの動き、集団の雰囲気を見て適切なタイミングで動く力をつけたいと感じました。チームの皆さま、サポートしていただいている皆さまありがとうございました。チームの名に恥じないようこれからも精進してまいります。

 
 

米谷選手(富士クリテリウムチャンピオンシップ):
天気予報は低温の小雨と嫌な感じ。人数を残した有力チームが少ないこともあり、逃げ決着が予想された。予選と同じく自分は逃げられなければノーチャンス。監督からも、逃げて最後に目立てというオーダーだった。スタートに向けて小雨と共に気温が下がっていった。上着を脱いだそばから体が冷え始め、軽く震えながらレースが始まった。
序盤に繰り返されるアタックは決まらないと見て待機。10周目あたりから入部さんをマークして少しずつ動き始めたが、強まる雨と下がる気温によって体の反応が悪くなっていった。
15周目前後で逃げが決まった時は、展開がありそうな雰囲気を感じてはいたが思い切りが足りず動けなかった。この時は入部さんを見失っていた。この勝ち逃げが決まる前後から急速に体が冷えていった。手の感覚がなくなり、口もこわばって動かなくなるのに時間はかからず、勝負できる状態ではなかった。ラスト一周まで集団で走り、最後は安全にゴール。まともに動ける程度まで回復するのにしばらくかかった。
2日間を通して、レースを見られていたこと、体はよく動いてトレーニングの方向性を確認できたことは良かった。特に予選ではそれを実際の動きに繋げられたのは収穫。苦手な低速コーナーの処理には相変わらず苦労した。特に2日目の後半に安定しない場面があったのは反省点。スキル練習を真面目にやるのも一つの手か。寒さ対策を甘く見たことも失敗。お腹にビニールを1枚入れるだけでも多少は違ったかもしれない。入部さんをマークするといつも失敗する。考え方を変えるべきだろうか。決勝は失敗したけれど、思っていた以上によく走れたというのが正直な感想。これから始まるロードシーズンに向けて体調に気を付けつつ練習を続けていきたい。

 
 

小畑選手(交流戦):
日曜日の交流戦は練習がてら動けるだけ動いて走るそんな意識ではしる。
レース時間も短くてみんな思い切りよく動くのでレースペースも速く疲れました。クリテリウムで必要な一度ポジション上げるため軽くもがいてから、最後スプリントというインターバルが顕著に効かなくなってきている。なんとか数年前のスプリント出来る力を取り戻したい。
監督の指摘もあったのですが、道中ポジションをキープする為に風を受けて走る事も多かった、この辺りすこし走れるようになっているので無駄に足を使う感じがあるのでよくないですね。
3月末の袋井・掛川に備えて更に準備したいです。

 
 

宮澤監督から


 

午前中はジュニアカテゴリのレース。北川選手と知名選手の2名は昨年の1-2位なので、他の選手主導で進めるように指示。思ったよりも北川選手が前展開していたので、流れ的には相手主導にできてない感じだった。思い切った動きがないまま中盤を過ぎ、北川選手はカウンターで逃げへ。知名選手は1人でも追いつけるタイミングがあったが、動かなかったのはもったいなかった…という意味も込めて、集団後方で、タイミングを見るべきだと感じた。先ずは初戦勝てたことは良かった。この勢いで次も勝てるレースをしてほしい。
続く交流戦の小畑選手は、特にホームの登り手前で風を受けている印象。ちょうどゴール前の上りで後ろから上がってくる選手にとっては、格好の風除けとなってしまっていると感じた。
米谷選手が残った決勝は雨と共に思ったよりも寒くなり、厳しい展開となった。米谷は落ち着いて走っているように見えたが、雨と寒さで戦闘力は30%減だったようだ。走り自体は悪く無いので、JPTの2戦目に期待。

 

 
 

Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V. and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V.