08-09APR.2023@第46回チャレンジサイクルロードレース大会

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第46回チャレンジサイクルロードレース大会
– 静岡県伊豆市/日本サイクルスポーツセンター(左回り5kmサーキット) –
5.0km/ 7周+4km 39km(MJ)
5.0km/13周+4km 69km(ME)

 
【男子ジュニア/MJ】


1位 自檀地 一(榛生昇陽・宇陀高校) 1:06:08 ave35.38km/h
2位 中川 挺太(明治大学) +00:14
3位 岩月 諒太郎(湘南工科大学附属高等学校) +00:40
4位 佐藤 后嶺(石狩南高等学校) +00:41
5位 福田 海響(八王子実践高等学校) +00:42
6位 島崎 将男(北海道帯広南商業高等学校) +00:44

20位 北川 魁之介(Bellmare Elite Team) +01:01
DNF 関口 拓真(Bellmare Racing Team)

 
【男子エリート/ME】


1位 草場 啓吾(愛三工業レーシングチーム) 1:51:23 ave37.16km/h
2位 吉岡 直哉(さいたま那須サンブレイブ) +00:01
3位 入部 正太朗(シマノレーシング) +00:02
4位 花田 聖誠(INAN Racing Team) +00:03
5位 北林 力(TEAM AthleteFarm SPECIALIZED) +00:04
6位 阿曽 圭佑(ヴィクトワール広島) +00:05

16位 米谷 隆志(Bellmare Racing Team) +00:16

 


 

4月8日(土曜日)と9日(日曜日)の2日間にわたり、静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターを舞台に「第46回チャレンジサイクルロードレース」が開催されました。8日(土曜日)は男子ジュニアが行われ、Bellmare Racing Teamから北川魁之介選手と関口拓真選手が出場。序盤の数周は絶好調に見えた関口選手でしたが体調不良でDNF、最後まで粘った北川選手はスプリントには入れず、20位でのフィニッシュとなりました。続く9日(日曜日)には米谷隆志選手が単騎で男子エリートに参戦。逃げ集団を追うメイン集団で最終周回まで粘りましたが、秀峰亭フィニッシュへ向かう最後の登攀スプリントで前を塞がれてしまい16位でのフィニッシュとなりました。

 
 

PHOTO REPORT (MJ)


 

男子ジュニアのスタートを待つ北川選手と関口選手。関口選手は欧州登録のチームジャージで出場した。
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男子ジュニアがスタート。総勢152名が横に広がる。
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序盤から積極的に飛ばしていた関口選手だったが、急にスローダウン。体調不良でのDNFとなった。
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北川選手はメイン集団で粘りの走り。途中、脚が攣るトラブルに見舞われながらも最終周回へ。
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最終周回の最後のスプリントを狙った北川選手だったが…位置取りでのミスもあり20位でフィニッシュ。
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レース後の2人。お疲れ様でした。
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PHOTO REPORT (ME)


 

日曜日は午後でも富士山がくっきり。
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男子エリートのスタートを待つ米谷選手。今日は独りでの参戦となった。
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メイン集団の先頭付近で逃げの機会を伺うも、この日は叶わず。
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ただ、持ち前の走りの上手さで最終局面までメイン集団に位置取る。
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最終周回に向けて秀峰亭への登り区間を進む米谷選手。
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結局、逃げは吸収されて集団スプリントとなったこの日のレース。米谷選手もスプリント体制に入るも前を塞がれての16位フィニッシュとなった…お疲れ様でした。
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RIDERS REPORT


 

北川選手(MJ):
アップに出てみたところ、思ったよりも気温が高く、すぐに深部体温が上がってしまう感じがした。そこでスタート前に氷を食べ、氷を背中に入れてスタートした。
1周目、アクチュアルスタートのあと、拓真さんが先頭に出る。思ったよりもペースが速く、レース前に決めていた上りの出力リミットよりもだいぶパワーが出てしまった。位置を下げながら秀峰亭をクリアしたが、その直後に集団が割れ、後ろの集団に取り残されてしまった。結果的にホームストレートでつながったので良かったが、あの状況では脚を使ってでも前で走るべきだった。2周目、もうこの辺りで逃げ切った集団が出来ていたのではないかと思う。パラパラとブリッジをかけようとして芋掘りしている選手がチラホラ。3周目、ふくらはぎが攣った。去年も3周目に攣ってしまったので、悪いイメージが浮かんでしまったが、すぐに下りに入ったので回復した。スタートからきれいにペダルを回していたつもりだったけど、まだまだだったみたいだ。今までの自分だったらここからの立て直しは不可能だったのだが、平日宮澤さんとペダリングのトレーニングをしてもらっていたこともあり、丁寧にペダリングができ、脚が動かせなくなるということはなかった。
中盤は上りに前めで入り、ポジションを下げながら、再び攣らないペースで走るをひたすら繰り返してメイン集団に残り、最終周へ。最終週、2人の逃げが1分近く先行していた。ホームストレート直後の上りで、集団のペースがふわりと緩み、その時に集中力が切れてしまった。これが別れ道だった。そのタイミングでアタックがかかり集団は2つに割れ、後ろの方に入ってしまう。残り700mくらいで自分の集団は前の集団に追いついたが、無駄な脚を使ってしまった。最終的には集団の頭から20秒遅れてしまい、20位でのゴールとなった。
脚が攣る原因はペダリングだと思うので、ペダリングの練習をしっかり続けていきたい。大事なところで集中力が切れるのはもう繰り返したくない。本当に悔しい。トレーニングからしっかりとレースをイメージして取り組もうと思う。次のレースは来週の西日本ロードクラシック。出来ることを全てやって、レース会場に行こうと思う。

 
 

関口選手(MJ):
春らしい、心地の良い天気だった。会場に着きタイヤがパンクしていた。修復して出走しようと思ったが北川くんの代輪を借りて出走。時間が限られていて十分にアップが出来ないまま出走した。もう少し早く到着する必要があった。
初めの1周はかなりコンディションが良いと感じた。マークされていたが、優勝した自檀地選手、2位の中川選手を秀峰亭で千切るほど踏めた(StravaのセグメントもTop10に入る勢い)。集団とかなりスペースが空いたのでそのまま前待ちした。しかしホームストレートで追いつかれ、纏まりになって走ることになる。2週目下りからの登り。胃付近に対するストレスを感じていた。そして心拍も期待するほど下がってくれなかった。脚力的には余裕があったが何故か身体が思うように動いてくれなかった。3週目に入り集団から千切れた。後方の追走に入るがストレスフルだった。結果DNFで終えた。
ナショナル強化合宿を終えて調子の良さは心身的に明らかだった。チャレンジに出場するにあたり、普通にこなしていれば勝てると思っていた。その浅はかな考え方が間違いだった。常にベストな状態で大会に挑む。当たり前なことから一つ一つクリアしていきたい。

 
 

米谷選手(ME):
春恒例のチャレンジ。去年に輪をかけて濃いメンバーだった。例年なら中盤で10人前後の勝ち逃げができることが多いレースだが、メンバーの濃さもあってか今年はそうならなかった。
主にキナンが積極的に攻撃し、愛三は1人を前に送り込みつつ後ろをコントロールする流れでレースは進んだ。ワンアクションあって皆が疲れた時のトマ選手のアタックで集団が割れ、前がごそっと抜けることも何度か。自分は後手を踏むタイミングが多かった。割れた後ろに取り残され、追いついたタイミングでアタックを見送るような悪循環にはまっていた。中盤にこの流れで強い8人が抜け、追走5人にも乗れずに前がまとまった時はレースが終わるかと焦ったが、前の協調が取れなかったらしいことで終盤にレースは振り出しに。
ラスト1周のホーム前の登りでトマは必ず動くだろうと見ていたら、案の定アタック。登りスプリントにならない最後のチャンスだと思って反応したが、番手が悪かったこともあり後輪を捕まえられなかった。結局集団1つで秀峰亭に。15番手ほどで登りに入ったが、最初の左コーナーでインに閉じ込められてしまい一気に集団の後ろに。これで心が折れかけ、あとはこぼれてくる人をかわしながらゴールまで。
集団の前で動けるメンバーに入れなかったことは良くなかった。一日を通して脚の使い方が臆病だったと思う。結果的に終盤に脚は残っていたが、自分の勝ち筋としては今日の展開なら前にいなくてはいけなかった。反面、終盤にもう一度強度をかけて追い込んでいけたことは良かった。最後の秀峰亭での失敗も、これまであまりなかった局面に挑戦したから。同じことを繰り返さないよう今後に活かしたい。
調子は悪くなさそうなので、丁寧に調整して来週の西日本ロードに繋げたい。


 
 

Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V. and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V.