16SEP.2018@第3回JBCF維新やまぐちクリテリウム, JPT #19

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第3回JBCF維新やまぐちクリテリウム
– 山口県庁前パークロード特設コース –
1.3㎞/40周 52km


 

1位 黒枝 咲哉(シマノレーシング) 01:16:36 av40.72km
2位 窪木 一茂(チームブリヂストンサイクリング) +00:00
3位 入部 正太朗(シマノレーシング) +00:00
4位 アイラン・フェルナンデス・カサソラ(マトリックスパワータグ) +00:00
5位 小野寺 玲(宇都宮ブリッツェン) +00:00
6位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) +00:00

DNF 才田 直人(LEOMO Bellmare Racing Team)
DNF 米谷 隆志(LEOMO Bellmare Racing Team)
DNF 小嶋 渓円(LEOMO Bellmare Racing Team)
DNF 加地 邦彦(LEOMO Bellmare Racing Team)

 


 

昨年は台風の接近により中止となった維新やまぐちクリテリウム。今年は前日の空模様から打って変わって快晴のもとでJプロツアーの第19戦として無事開催された。
前夜の祝杯の影響か、はたまた前日の疲労の影響か、7時からの朝食の時間は少しだけ気怠い表情を見せていたが、会場に入る頃には元気な様子をみせる選手達。しかしながら、前日のロードレースで表彰台に上がる走りを魅せた才田選手と米谷選手は、正直なところ疲労困憊。小嶋選手も前日の落車の影響が無いとは言えない状況でクリテリウム・レースのスタートを迎えた。
今年のクリテリウムレースでは、逃げを作り出したり、最後まで粘りきってみたりと所々で見せ場を作ってくれるチームではあったが、流石にこのレースでは見せ場を作る力も残っておらず、チームから完走者を出すこともなくレースを終えてしまった。
ただ、実況でもJBCFの公式Twitterでも「昨日のレースを作った米谷選手と才田選手、今日は力尽きる…」と注目度が上がったのは良かった点かもしれない。

 

才田選手レポート:
脚の調子は思ったほど悪くなく普通に踏める状況。ただテクニカルなコーナーからの立ち上がりをいかにこなすかがポイント。結局集団の前では展開出来ず、集団の後ろで前から降ってくる選手をパスしながらのタイムトライアル走。TT走なら先頭と同じようなペースで走れるのでコントロールに入れば楽にレースを消化できるとは思う。

 

米谷選手レポート:
前日のロードレースのダメージが大きく、朝起きた時からカラダが動かなかった。ウォーミングアップは試走時間を使って実走で行った。ホームストレートでの出力を1周ごとに上げるようにし、また最終コーナー手前のシケインのライン取りを確認した。大村監督代行には、まずは落車しない、また序盤だけでも良いので小嶋の位置取りを助ける点を指示された。まずは大村代行の指示をこなし、その上で余裕があれば終盤小嶋と連携して位置取りし、着順を狙おうと考えた。
加地さんと小嶋の近くに入れてもらってスタート。やはりカラダが重く、スタート直後のペースが苦しかった。バックストレートで少しずつ前に上がりながら4周程を耐えた。しばらくするとペースが落ち着いたので前に上がり、小嶋の近くに行った。しかし、それと前後して小嶋が位置を下げそのまま脱落してしまい、先頭集団の中で単独になったことを大村代行から知らされたので、単独で動くよう切り替えた。このあたりの動きが何周目だったかは覚えていない。前の選手と動きを合わせるよう意識しても、Uターンのコーナリングと立ち上がりが遅く、立ち上がりで力を使ってしまい番手を上げることが出来なかった。コーナー毎にインターバルを強いられて苦しみ、立ち上がりの差を埋められなくなり15-6周目あたりで千切れた。集団の後ろで数周粘り、その後才田さんが引くグループに追いつかれたがつけず、大村代行からの指示で次の周で降ろされた。
コーナーの立ち上がり、ダンシングで加速を始めるタイミングが他の選手より遅いと大村代行からレース後に指摘された。立ち上がりでペダルを踏み始めるタイミングを早くしようと意識し、そのタイミングを前の人となるべく合わせるようにしていたが、ダンシングを始めるのは自転車が起きてからだったように思う。普段の練習でのコーナーの立ち上がりでの踏み出し方の意識や、前走者との車間のコントロールで改善できると思う。次戦の前橋クリテリウムもUターンを含むレースなので次回までに修正しておきたい。最終コーナー手前のシケインは、試走時に走りやすいラインや道の荒れ方、減速のタイミングを確認しておいたので、ペースが上がった周も少し位置を上げながら楽にこなせた。今回良かったと言える唯一の点だと思う。
次戦は2週間後の群馬2Days。ロードでの結果を自信にしつつ、少し休んだらしっかり切り替え、調子を整えて臨む。

 

小嶋選手レポート:
前日の落車による怪我の影響は特になかった。立ち上がりがキツイので集団の10番手以内をキープするように走った。ただ、S/F地点に戻ってくるコーナーでの立ち上がりがキツく、徐々に集団から遅れてしまい、レースを降ろされてしまった。
バックストレートに入る180°コーナー、S/Fに戻るコーナーともに集団のイン側から入ってしまったので、毎回毎回スピードが落ちた状態で立ち上がりを通過してしまった。集団の流れをよく見極め、加減速が少ないラインに乗ることを意識したい。また、立ち上がりは前の人のタイミングでダンシングをしており、毎回自分はワンテンポ遅れてダンシングをしていたのも原因。次回の前橋クリテリウムは今回よりコースの難易度が下がるので、これらの課題を少しでも克服するようにする。
チームの為に、そして自分の為にも必ず良い走りをする。

 


 

大村監督代行から
 
チームとしてはスプリンターが居ない状況で最終的な勝負には絡めないので、スピードのある小嶋選手とサポート役で米谷選手に格上チームの後ろを確保するように指示。才田選手に関しては、流す程度で落車なく次回レースに支障の無いようにとだけ話す。
最終的には降ろされてしまったが、思いのほか小嶋選手が善戦した。米谷選手は前日の疲れも見せずサポートしてくれた。現段階で落車の危険性の多いクリテリウムに全力尽くすのは結果と見合わないが、弱点を克服しオールマイティな選手になってもらえればと思います。

 

宮澤監督から
 
前日のロードレースの疲労が取れず、翌日のクリテリウムは惨敗に。仕方がないとも言っていられないので、2日間走れるカラダ作りを望みたい。

 

才田 ¥0
米谷 ¥0
小嶋 ¥0

 


 

PHOTO OF THE DAY: 序盤は良い位置に付けていた小嶋選手が集団でシケインを進む。
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PHOTO REPORT

 

昨日の余韻に浸りつつ、各自ウォーミングアップなどなど。
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スタートラインに並ぶ4名。
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レース序盤、小嶋選手と米谷選手は集団前方に、加地選手と才田選手はほぼいつもの定位置から。
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色鮮やかな集団がS/Fラインを通過して行く。
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維新やまぐちクリテリウムのシケインを通過する小嶋選手。道幅が狭くなりアップダウンもあるテクニカルな部分。
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コーナーを立ち上がる米谷選手と才田選手、そして小嶋選手。小嶋選手はこの後DNFとなった。
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それぞれ追走集団で前を追う。
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力尽きた米谷選手は単独走になってしまい、この後でレースを降りる。
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タイムアウトで降ろされるまで終始追走集団の先頭を牽いていた才田選手。
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レース後の加地選手(この時点ではGMに戻ってるかか…)と小嶋選手。
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Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera