29SEP.2018@第3回JBCFまえばしクリテリウム, JPT #20

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第3回JBCFまえばしクリテリウム
– 群馬県庁 前橋市役所周辺 特設周回コース –
3.5㎞/12周 42km


 

1位 窪木 一茂(チームブリヂストンサイクリング) 22:51 av32.81km
2位 小野寺 玲(宇都宮ブリッツェン) +00:01
3位 大久保 陣(チームブリヂストンサイクリング) +00:01
4位 アイラン・フェルナンデス・カサソラ(マトリックスパワータグ) +00:01
5位 横山 航太(シマノレーシング) +00:02
6位 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) +00:02

17位 小嶋 渓円(LEOMO Bellmare Racing Team) +00:14
59位 米谷 隆志(LEOMO Bellmare Racing Team) +01:13
DNF 才田 直人(LEOMO Bellmare Racing Team)
DNF 加地 邦彦(LEOMO Bellmare Racing Team)

 


 

Jプロツアー第20戦は群馬県前橋市の群馬県庁前で開催されるまえばしクリテリウム。レース前の監督会議において、台風24号の接近により翌日の群馬でのレースの中止が決定、本レースも周回数を14周回から12周回へ減らしての開催となった。翌日のロードレースをメインに考えていたLEOMO Bellmare Racing Teamとしては厳しい状況の中、雨の中でのクリテリウム・レースがスタートした。
レース序盤、入部選手(シマノレーシング)らの3名の逃げ集団が先行する中、メイン集団はマトリックスパワータグがコントロール。米谷選手と小嶋選手がメイン集団内で周回を重ねる一方で、才田選手はレースの危険性や次週以降のレースを考慮して早々にレースを降りる。道幅が狭く蛇行する部分や路上に滑りやすいマンホールが設置されている箇所などテクニカルなコースは落車の危険性をはらんでいたが、レース中盤にその蛇行部分で大きな落車が発生してしまった。米谷選手と小嶋選手は落車に巻き込まれることは無かったが、2人共に完全に足止め状態となった。結局、落車発生時点で7周回を終了していたレースはキャンセルとなり、残り5周回での再レースとなった。
再レースは集団の配慮により入部選手が再度逃げる状況でスタート。米谷選手と小嶋選手もメイン集団内で再スタートしていく。米谷選手は5周回の短距離レースでは動きようもないと判断して安全な位置で周回を重ねる。一方、スプリントのある小嶋選手はメイン集団内でチャンスをうかがう。最終周回まで良い位置に付けていた小嶋選手だったが、最終周回の復路で帰ってきた時には第2集団に残されてしまっていた。最終周回往路のS字でアシストを終えたマトリックスの選手が小嶋選手の前に入ってしまい、その後のヘアピンで中切れをしてしまった模様。
レースは最終コーナーに集団から少し先行して入ってきた窪木選手(ブリヂストンサイクリング)が優勝。小嶋選手は17位、米谷選手は59位でフィニッシュラインを通過した。

 

才田選手レポート:
雨が本降りになり始めた時点で翌週以降のことを考えてもリスク最小の走りにすることを考えた。パレード中に集団の状況やコーナー・マンホール・グレーチングの位置を確認して1周回でレースを降りた。好調はキープしているので南魚沼で最大限のパフォーマンスを発揮したい。

 

米谷選手レポート:
調子は悪くなく、体は軽かった。今回のレースはチームから強く結果を求められてはいなかったが、小嶋が順位を狙えるレースなので、リスクを取りすぎずに小嶋をサポートできるところまでサポートしようと考えていた。宮澤監督からは、宮澤監督が走っている間はなるべく近くに位置どりするよう指示された。
一年前にも走ったコースで、また気温が低く雨が降っていたので、体を冷やさないよう試走は行わずローラー台でアップした。土砂降りとなった広島でのロードレースの反省から、雨に視界を奪われないようにサイクルキャップをつけた。宮澤監督の隣に並び、スタートした。
1周目の橋の復路までは宮澤さんの近くにいられたが、復路S字区間にマンホールがあり、軽く滑ったところで離れてしまった。それから3周ほどは、車間を切って脚を使ってでもどこにマンホールがあり安全なラインはどこかを探しながら走った。集団で走りながらで安全なラインが掴みづらく、マンホールがあると分かっているところに突っ込んで行く人も多く怖かった。何となく安全なラインがつかめてきたところで小嶋の位置まで上がって合流した。
ブラーゼンやビクトワールが固まっているあたりを狙って位置どり、終盤に備えていたところ、復路のS字コーナーで落車が発生。車間に余裕を見ていたので自分も小嶋も転びはしなかったが、完全に足止めされた。落車の状況からレースの中断か中止にはなるだろうと考えた。S/F地点まで誘導され、5周回での再レースが告げられた。
一旦リセットされての短距離レースで自分が出来ることはほぼないと感じたので、集団から車間を切って安全に走った。先頭で落ち着いて走ると、復路S字区間は左側のラインを通ると安全にこなせることを見つけた。こぼれてくる人を抜きながら、競らずにゴールした。
最大の反省は試走をしなかった事だった。去年走っているという理由で試走しなかったが、マンホールは全く記憶になかった。2周でも試走をしていれば復路S字のマンホールと左側のラインに気がつけたと思う。ラインが分かっていれば、S字区間を一列棒状でクリアしている番手の後ろまで上がってクリアしてしまえば、安全かつ楽にこなせたはずだった。ラインが分からないままS字を2列以上でクリアする位置が1番危険だった。テクニックに自信があるならレース中の判断で安全に走れたと思うが、それだけの技量がないなら雨で前回と条件の変わったコースは見ておくべきたった。結果として十分な位置取りができず、小嶋を助けられなかったのは申し訳なかった。
危険だと判断した区間で安全マージンを取り、落車せずに終われたのは良かった。やみくもに突っ込んでいたら回避出来なかった可能性もある。雨の練習で何度かサイクルキャップを試し、雨の日でも視界を奪われずに走る方法を見つけておけたのも良かった。広島での反省はある程度生かせたと思う。次戦はJPT最終戦となる南魚沼。タフなコースなので、勝負に加われるように体調を整えて臨む。

 

小嶋選手レポート:
1週間前に風邪を引いてしまったのであまり練習ができない状態でのレースだった。試走をしてみて、往路の所にマンホールがあり、雨で危険だったのでそこは左側から通過するように意識をした。レースがスタートし、橋に入るところで宮澤監督が前に上がったのでその後に付いた。雨であまりブレーキが効かなかったのでコーナーは安全に、落ち着いて対処をした。そこからは単騎でポジション取りをしている弱虫ペダルの織田選手の近くに居るよう意識をした。ただ、橋のヘアピンでインから入ってしまい、立ち上がりで番手を落としてしまった。そのあとに落車でレースが止まり、残り5周でレースが再スタートした。最初のヘアピンで外側から入り、上手く前に行けた。そこからは20番手以内を何とかキープをしながら最終周回へ。ただ、S字でアシストを終えたマトリックスの選手が自分の前に入ってしまい、その後のヘアピンで中切れをしてしまった。そこからは何とか前を埋めようとしたがもう遅く、何とかもがいてゴール。
風邪で走れるかどうか不安だったがコンディションは悪くなかった。序盤はヘアピンは集団の流れが止まっているイン側から入ってしまい、ポジションを落としてしまった。ただ、終盤ではそこを修正し、集団の流れているラインで行けたのは良かった。ただ、アシストを終えた選手の後ろに入ってしまったのは今回の失敗だった。そこで少しでも脚を使って前に行けばもっと上の順位を狙えたと思う。次は南魚沼。しっかりとコンディションを整えてレースに臨みたい。

 


 

宮澤監督から
 
マンホール、グレーチングなど不安要素はあったが、集団前方で走っていれば安全なラインは見えたはず。クリテリウムは前で走らないとスキルアップは難しい。才田は山口での結果をふまえて、先頭で走る試みはして欲しかった。小嶋は数少ないレースを風邪で落として欲しくない所。南魚沼での結果が全て解決してくれるだろう。

 

才田 -¥10,000
米谷 -¥8,000
小嶋 ¥0

 


 
 
 

PHOTO OF THE DAY: 終盤まで勝負のかかる集団に残った小嶋選手。今シーズンの後半戦に入り徐々に光る走りを見せ始めた。
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PHOTO REPORT

 

雨の降りしきる中でのウォーミングアップ。
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雨の中でのレースとなったまえばしクリテリウム。集団の前方に黄色いヘルメットが3つ。
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才田選手は早々にレースを降りた。
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この日の小嶋選手は序盤から積極的な位置取りをみせる。
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この日も加地選手が走る!!
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集団内の小嶋選手と米谷選手。
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レース中盤で発生した大きな落車に足止めされてしまう2人。
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再レースを走る米谷選手と小嶋選手…小嶋選手は最終局面までメイン集団に残るも、最後の最後で中切れで生じた後方集団に取り残されてしまった。
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ゴール後の2人…小嶋選手は悔しそうな表情。
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今日一番頑張った人。
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Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera