28SEP.2019@第4回JBCFまえばしクリテリウム, JPT #19

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第4回JBCFまえばしクリテリウム
– 群馬県前橋市/群馬県庁・前橋市役所周辺特設周回コース –
3.5km/12周回 42.0km


1位 オールイス・アルベルト(マトリックスパワータグ) 54:35 ave46.16km
2位 窪木 一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +00:00
3位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) +00:00
4位 黒枝 士揮(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +00:00
5位 沢田 桂太郎(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +00:00
6位 横山 航太(シマノレーシング) +00:02

15位 岩瀬 照(LEOMO Bellmare Racing Team) +00:08
28位 米谷 隆志(LEOMO Bellmare Racing Team) +00:17
57位 中川 由人(LEOMO Bellmare Racing Team) +02:00
DNS 岸 崇仁(LEOMO Bellmare Racing Team)
DNS 才田 直人(LEOMO Bellmare Racing Team)


 

9月に入り毎週末の連戦が続いているJプロツアー。最後の週末は群馬県前橋市を舞台とした前橋ラウンドが開催された。9月28日の土曜日はJプロツアー第19戦となる第4回JBCFまえばしクリテリウム。群馬県庁と前橋市役所周辺に設定された1周3.5kmの公道周回コースを12周する42kmのクリテリウム・レースとして開催された。先週末の広島ラウンドで落車してしまった才田選手と岸選手は怪我のために出走せず、LEOMO Bellmare Racing Teamからは米谷・岩瀬・中川の3名のみの出場となった。

 

今回のレースは中間賞が設定されていなかった影響か逃げが出来る事もなく進み、集団前方では強豪チームのトレインが主導権を争い、集団後方では脚を削られた選手が脱落していくだけの展開となった。とはいえ毎年激しい落車が発生するため、チームの3名は強豪チームの直後の安全な位置で周回を重ねて行った。

 

レースが終盤に入ると、米谷選手が岩瀬選手を引き上げる動きに入る。ここでオーバースピードになり隊列に入れなくなってしまうも、岩瀬選手は上手く隊列に入り直す。そのまま集団前方に位置取った岩瀬選手は15位に入り、Jプロツアーで初めての10番台を獲得。翌日のヒルクライムに向けて安全策を取った米谷選手は28位、終盤に少し遅れてしまった中川選手は57位となった。

 
 

PHOTO REPORT


 

今日は3人でウォーミングアップ。
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それぞれの位置でレーススタートを待つLEOMO Bellmare Racing Teamの3人。
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群馬県庁の下を進む岩瀬選手。
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Jプロツアーの集団を歩道橋の上から。米谷選手は集団中程、岩瀬選手と中川選手は少し後方に。
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レース序盤は3人が揃う場面も見られた。
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中盤から終盤にかけては米谷選手が岩瀬選手をフォローして周回を重ねて行く。
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集団から遅れてしまった中川選手だが、追走集団を力強く牽いて行く。
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宇都宮ブリッツェン堀選手の後ろで最終周回に入っていく岩瀬選手。
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岩瀬選手はJプロツアー初の10番台となる15位、中川選手は57位でフィニッシュ。
米谷選手は明日のヒルクライムに向けて脚を温存、28位で完走。
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RIDERS REPORT


 

米谷選手:
3週間前の落車の痛みはもうほぼ感じられず、調子は特別良くもないが悪くはない状態。翌日に得意なヒルクライムを控えているため、落車しないこと、脚を使わずに集団内の安定した位置で走りつつ、その中で岩瀬選手や中川選手の位置取りの手伝いをすることを目標とした。心配だった雨は降らず、ゴールするまで路面はドライだった。
2周目のホームストレートでコンチチームの後ろ10番前後まで位置を上げ、中盤はなるべく楽に、リスクを負わない事を心がけた。復路S字区間に入る前の右コーナーでの位置取りが難しく、そこで番手を下げては緩んだところで楽に上がる動きを繰り返すことになった。岩瀬選手は近い位置に。中川選手は序盤は近くに居たが、中盤からは位置が分からなくなっていた。
残り3周あたりで、ペースが上がる前にコンチチームの隊列のすぐ後ろに上がり直しておこうと岩瀬に合図してブリッツェンの後ろを取りに行ったが、勢いがつき過ぎて並びかける形になってしまい、上手く隊列に入れずに自分は逆に位置を失った。その後ペースが上がり位置どりも激しくなったため、リスクを取らずにゴールした。岩瀬はほどほどの位置に入り直し、そのままゴールしてJプロツアーで初の10番台。
残り3周の位置取りに失敗したのが痛恨だった。そのタイミングでブリッツェンの後ろに入れていれば、その後ペースが上がった時の位置取りは楽になったと思う。その周のホームで集団が団子になった時には、もう前に上がるのは難しかった。一方で、序盤から中盤にかけて楽に安定した位置で走れたのは良かった。クリテでは位置を安定させられず大きく前後に動くことが多かったが、今回は比較的上手くいったと思う。安全に楽に走り、まずは上手く翌日のヒルクライムに繋げられた。

 

岩瀬選手:
40kmと距離が短く強い選手が揃っていのでハイペースなレースが予想された。アップは多めにし、しっかりと体を温めた。スタートから序盤は予想通りのハイペースだったが、そこでのキツさはあまり感じる事なく、コーナーの立ち上がりも自分のリズムを作りながら集団内を落ち着いて走れた。そのハイペースの中で位置取りは安定しなかったが、集団内でこれ以上下がったらインターバルが激しくなるであろう場所からは下がる事なくこなせたことは良かった。中盤にペースが落ち着いたタイミングで米谷さんと合流。米谷さんが集団内の常に良い位置で走ってくれたので、その後ろで安心しながら距離をこなし、その結果最後15位でフィニッシュすることができた。
最終周の橋の180度コーナーでの立ち上がりでもっと前に位置を上げておくべきだった点が上手くいかなかった点。その後の直線で中切れに巻き込まれ、先頭から少し遅れてのゴールとなってしまった。この展開は予測出来た事なので事前に位置を上げておく判断が出来なかったことが反省点。

 

中川選手:
試走でコースの狭い部分を確認。橋での風向きにも気をつけた。距離が短くハイペースが予想されたためにアップは長めに。スタートラインは早く並んで3列目辺りを確保し、レース中はチームメイト2人とまとまり焦らずに楽な場所で走りたかった。
スタートして、1周目の狭いコーナーで前の選手がガチャついて自分も番手を落とす。序盤はチームメイトの近くで走ることもあったが、間に選手を入れてしまって次第に番手を下げてしまった。チームメイト2人の位置取りは集団の中でギリギリの楽な位置だと分かっていたが、そこまで辿り着くためのひと踏みが足りなかった。
8周目付近でキツくなり始め、後ろに下がって車間を開けて走っていたが、ラスト2周で集団から遅れてゴールした。今回は距離が短くチャンスだと思っていただけに不甲斐ない走りで残念だった。クリテリウムでは集団の密集度が高くて怖いとは言っていられない。これからのレースにつながる収穫をしていきたかった。

 
 

宮澤監督から


 

(後日掲載予定)


 
 

PHOTO OF THE DAY:


 

Jプロツアー2年目に入り、少しずつ自信と結果が見え始めてきた岩瀬選手。
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Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V. and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V.