27SEP.2020@広島森林公園ロードレース,Day-2, JPT#11
広島森林公園ロードレース Day-2
広島県三原市/広島県中央森林公園サイクリングコース
12.3km/6周回 73.8km
1位 西村 大輝(宇都宮ブリッツェン) 1:44:24 ave42.41km
2位 今村 駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +00:00
3位 レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ) +00:00
4位 孫崎 大樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +00:01
5位 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) +00:02
6位 横山 航太(シマノレーシング) +00:02
…
17位 石原 悠希(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team) +00:09
36位 門田 祐輔(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team) +01:25
47位 小山 智也(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team) +04:30
60位 米谷 隆志(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team) +05:49
70位 小畑 郁(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team) +09:31
77位 小林 弘幸(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team) +09:37
99位 永塩 幸之介(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team) +12:07
RACE REPORT
今季2回目のJプロツアー広島ラウンド。2日目はJプロツアー第11戦となる広島森林公園ロードレース Day-2が開催された。この日は1周12.3kmの広島県中央森林公園サイクリングコースを6周する全長73.8kmの比較的短めのレース。前日から引き続き、Hincapie LEOMO Bellmare Racing Teamからは、米谷・小林・永塩・小畑の国内組4選手と、UCIコンチネンタルチーム(Hincapie–Leomo p/b BMC)に所属する石原・小山・門田の3選手が出場。2日目は曇り空の過ごしやすい天候での開催となり、前日の丁度半分の距離も相まって、序盤からハイスピードな展開が予想され、かつ、マトリックスパワータグによる強力なレースコントロールもまた予想された。
この日は早い時間からレース前の待機場所に続々と選手が集合。序盤勝負という予想は各チーム共通の認識だった模様。Hincapie LEOMO Bellmare Racing Teamも早々に待機場所に集合し、集団前方からスタートして行く。
レースは予想通りに序盤からアタック合戦の様相。これに門田選手も参戦し、1周目の登りで10名程度で抜け出しを図る。決まったかと思われたが、石原選手が集団を引き連れて追ってしまい、この動きでメイン集団に吸収されてしまった。このカウンターで椿大志選手(KINAN Cycling Team)と阿部嵩之選手(宇都宮ブリッツェン)が逃げ出すと、このタイミングで予想通りにマトリックスパワータグが集団コントロールを開始。集団は平穏な状況に戻って周回数を重ねる。
4周目に入る前に宮澤監督から「そろそろマトリックスパワータグが動く」という指示がチームに伝わる。ペースの上がり方からしても前日と同じように三段坂での攻撃があると考え、米谷選手を先頭に小山選手と門田選手が愛三工業レーシングチームの横あたりに位置を上げて登りに入るもこの周回では動きは無し。マトリックスパワータグがペースを上げていく中、このあたりから米谷選手が登りでの番手をキープできなくなり、続く5周目の三段坂でもチームメイトを引き上げたかったが前に上がれず、米谷選手は三段坂で後退。小山選手も同様に遅れていく。門田選手も余裕はなく、集団内の位置取りでなんとか走れている状況に。最終周回で石原選手に「勝負には絡めない」と伝え、最後の登りのペースアップにつけずに集団から遅れてフィニッシュとなった。
最終局面で先頭集団に残ったのは石原選手のみ。最終コーナーで石原選手を含む数名が先行する形となり、最終コーナーの立ち上がりからスプリントを開始するも、フィニッシュラインまで辿り着くことは惜しくも出来ず。「ゴールスプリント時にもがき出すタイミングを間違えた」と言う石原選手は後続集団に飲み込まれての17位フィニッシュとなった。
宮澤監督から
永塩はスタートからまたも失敗。同じ失敗は繰り返さない気持ちがあるかどうかが問題ということが2日目に分かった。スタートして20秒間集中出来るのに長い道のりが必要だった…。2日目の角田の動きは良かったが、石原が潰してしまうと言うレースが見えていない展開となってしまった。米谷は学業優先の側面もあり、トレーニング不足がスタミナに響いたレース展開となった。
小山 +¥10,000
小林 +¥5,000
永塩 +¥5,000
門田 +¥3,000
小畑 ¥0
米谷 ¥0
石原 -¥15,000
PHOTO REPORT
いつもHincapie LEOMO Bellmare Racing Teamのレースミーティングに顔を出す織田選手(弱虫ペダルサイクリングチーム)だったが…今日は不在。
この日は約70kmのスプリントレース。序盤からレースが動くことを見越して、早々にスタート待機位置に並ぶ選手たち。あくびで余裕を見せる小山選手の姿も。
集団の左右真ん中、至るところから位置取りを狙うHincapie LEOMO Bellmare Racing Teamの選手たち。
スタート時は姿が見えなかった米谷選手も集団先頭で2周目に入って行った。
スタートから前方に位置取る事に成功し「今までスタートからこんな前で走った事は無かったので先頭付近の攻防が少し見れて良かった」とレース後に語った永塩選手は99位でギリギリ完走。しかし来季につながる良い経験になったと思われる。
ペースの速い集団からは遅れてしまったが「グルペットでどうしたら周りの選手よりも楽に走れるかを考えながら走った」と先を見据えて走る小林選手、
今シーズンはアシストに徹するレースが多い米谷選手も力尽きての60位フィニッシュ。
速い展開の中で粘ったものの「最後の数秒が我慢出来なかった」と言う小山選手。残り3周の登りで集団から遅れる。
毎レース、最終局面まで残り続ける門田選手。この日は最後の登りでのペースアップに耐え切れず、集団から遅れてのフィニッシュとなった。
最後まで残ったのは石原選手ただ一人。最終コーナーの立ち上がりからロングスプリントを試みるも、最後は集団に飲み込まれての17位フィニッシュ。
Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V. and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V.