09APR.2022@第45回チャレンジロードレース, DAY1

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第45回チャレンジロードレース DAY1
– 静岡県伊豆市/日本サイクルスポーツセンター 5kmサーキット –
5.0km/8.5周回 39.0km(MJ)

 


 

【MJ】
1位 中山 竜一(豊田工科高校) 1:08:22 ave34.22km
2位 綿貫 遙人(和歌山県自転車競技連盟「0」) +00:02
3位 篠島 瑠樹(福井県立科学技術高校) +00:03
4位 犬伏 輝斗(榛生昇陽高校) +00:04
5位 山口 凱生(SBC Vertex Racing Team) +00:08
6位 町田 朝陽(EQADS) +00:09

DNF 北川 魁之介(LEOMO Bellmare Racing Team)

 


 

2022年Jプロツアーの開幕戦から2週間をはさみ、4月9日(土曜日)から2日間にわたって第45回チャレンジロードレースが開催された。前回のチャレンジロードは2019年ということで実に3年ぶりの開催。また、静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターもオリンピックの関係で長く使用されておらず、久しぶりの修善寺でのレースとなった。初日には男子ジュニア(MJ)レースが開催され、LEOMO Bellmare Racing Teamから北川魁之介選手が出場した。

 

当日はポカポカ陽気の晴れ模様ではあったものの、午後になるにつれ強い風が吹き始めた。メインスタンド前の緩い下りストレートでもバイクが前に進まず、必死にペダルを踏み込む選手の姿が見られるほど。MJのレースは13:15スタート。強い風のもと、北川選手を含む総勢107名が5kmコースを7周回+4km走る戦いに挑んだ。

 

序盤は集団の先頭付近で周回を重ねていた北川選手だったが、徐々に集団後方での走りとなり、中盤にはメイン集団からドロップしてしまう。序盤からの攻撃的な展開や、下り区間が概ね強い向かい風となる状況の下、脚を使いすぎてつってしまった模様。その後、メイン集団にラップされDNFとなった。レース後に話を聞くと、経験不足によるところも大きい印象があり、今回の経験を次戦以降に活かしてほしいと思うレースとなった。

 
 

PHOTO REPORT (MJ)


 

まだピンク色の彩りが残る伊豆の会場。土曜日は晴れているものの強い風の下でのレースとなった。
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薄っすらと見える富士山をバックに進む男子ジュニアのメイン集団。
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序盤はメイン集団でレースを進めた北川選手だったが…
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脚を攣ってしまい単独走となった北川選手。。
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レースを終えた北川選手。是非、今回の経験を次戦以降に活かしてほしい。
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RIDERS REPORT


 

北川選手(MJ):
初めて走るジュニアのロードレースで、最後の勝負に絡むのが目標だった。同世代の中で自分がどれだけ走れるのか、そしてちゃんと勝負ができるかをテーマに臨んだ。
序盤はハイペースだった。1周目、2周目は前めでこなせたが、3周目の最初の上りで集団から少し遅れてしまった。これは、そのあとのホームストレートで他の選手が詰めてくれたので戻ることができた。4周目は最初の上りで大幅に遅れてしまった。下りとホームストレートでなんとか追いついた。そのあとの上りで脚が攣った。そのまま回し続けて上りをクリアしたが、次の秀峰亭の上りで攣った脚が完全に動かなくなってしまった。そのあとは2周走ったところで周回遅れとなり、レースを降りた。
高強度域での弱さが露呈したレースだった。周りの選手と比べ、水分や電解質などの補給に関する意識が低かったと思う。結果としては完敗だったが、多くの収穫を得たレースだったので次のレースでそれを示したい。

 
 

宮澤監督から


 

ジュニアは秀峰亭付近の区間でペースが常に速い印象。北川選手はその区間で普段よりも重いギアを踏んでいるようにみえた。脚を回すように指示を出したが、あまり変わらない印象だった。定点で見ていると、ペースアップする場所は限られているが、下り基調であるはずのホームストレートでも踏まざるを得ない状況で、休める区間が無い印象。そのような展開の中で、北川選手も周りの選手に合わせて踏んでしまっていた。これは経験不足による焦りがあるのだと感じる。周りを見ながら、他の選手が焦っていることを逆手に取り、自分の戦術を考えられる余裕ができてくると良い。

 
 

Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V. and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V.