10APR.2022@第45回チャレンジロードレース, DAY2

LEOMO_20220410@JCF-CHALLENGE-21

第45回チャレンジロードレース DAY2
– 静岡県伊豆市/日本サイクルスポーツセンター 5kmサーキット –
5.0km/13.5周回 69.0km(ME)

 


 

【ME】
1位 Lebas Thomas(KINAN Racing Team) 1:51:46 ave37.03km
2位 宮崎 泰史(宇都宮ブリッツェン) +00:31
3位 渡邊 翔太郎(愛三工業レーシングチーム) +00:44
4位 谷 順成(那須ブラーゼン) +01:14
5位 花田 聖誠(KINAN Racing Team) +01:43
6位 西尾 勇人(那須ブラーゼン) +01:52

22位 米谷 隆志(LEOMO Bellmare Racing Team) +04:14
DNF 小畑 郁(LEOMO Bellmare Racing Team)

 


 

4月9日(土曜日)から2日間にわたって開催された第45回チャレンジロードレース。2日目には男子エリート(ME)のレースが行われ、LEOMO Bellmare Racing Teamから米谷隆志選手と小畑郁選手の2名が出場した。

 

2日目も遠くに富士山を望むことができる晴れの天気。前日からさらに気温が上がり、動き回っているとTシャツでも汗をかいてしまうほどの陽気となった。初日に選手達を苦しめた強風も止み、4月としてはむしろ暑さに対するケアが必要となるレースとなった。MEのレースはメインスタンド前をスタートし、秀峰亭から13周回する69km。定刻の13:45に106名の選手がスタートした。

 

全日本選手権への出場権もかかるこの大会。KINAN Racing Teamや宇都宮ブリッツェンが動いてくる。序盤から速いペースでの展開が続き、3周ほどの間に集団は分裂、メイン集団の人数もみるみる減っていった。この動きで小畑選手はメイン集団からドロップ。追走集団でレースを進めていたが5周目でレース終了となってしまった。7周目付近で5名の先行集団が発生。米谷選手はこの動きを確認するものの乗ることは出来ず、引き続きメイン集団でのレースとなる。結局、この先行集団の逃げ切りとなり、最終周回の手前で先行集団から抜け出したトマ・ルバ選手(KINAN Racing Team)が優勝した。米谷選手は終盤までメイン集団で粘るもラスト1周手前で脱落。そのまま22位で完走し、全日本選手権への出場権を獲得している。

 
 

PHOTO REPORT (MJ)


 

2日目も富士山が望める天気。強風もおさまってのレース日和となった。
LEOMO_20220410@JCF-CHALLENGE-1

 
 

2日目のMEレースには小畑選手と米谷選手が出場。
LEOMO_20220410@JCF-CHALLENGE-2

LEOMO_20220410@JCF-CHALLENGE-3

 
 

穏やかな天気の中でのスタート前。
LEOMO_20220410@JCF-CHALLENGE-4

 
 

106名が出場したMEレースのスタートライン。
LEOMO_20220410@JCF-CHALLENGE-8

 
 

序盤からのハイペースで集団も長く伸びる。
LEOMO_20220410@JCF-CHALLENGE-11

LEOMO_20220410@JCF-CHALLENGE-12

 
 

激しい展開の中、小畑選手がメイン集団がドロップしてしまった。
LEOMO_20220410@JCF-CHALLENGE-19

 
 

一方の米谷選手はアタック合戦の最中。
LEOMO_20220410@JCF-CHALLENGE-21

 
 

一号橋を渡るメイン集団。
LEOMO_20220410@JCF-CHALLENGE-22

 
 

小畑選手は追走集団の先頭で粘りの走りを見せる。
LEOMO_20220410@JCF-CHALLENGE-25

 
 

メイン集団で逃げを追う展開となった米谷選手。
LEOMO_20220410@JCF-CHALLENGE-27

LEOMO_20220410@JCF-CHALLENGE-32

 
 

最終周回に入る手前でメイン集団から遅れた米谷選手だったが、無事に22位で完走し、全日本選手権への出場権を獲得した。
LEOMO_20220410@JCF-CHALLENGE-34

LEOMO_20220410@JCF-CHALLENGE-37

LEOMO_20220410@JCF-CHALLENGE-39

 
 

RIDERS REPORT


 

米谷選手(ME):
3年ぶりのチャレンジロード。かなり濃いメンバーなのに加え、播磨以降もすっきりしない膝が不安材料。それでも2週間前よりは状態は上向いていたので、進捗確認にはちょうど良かった。
目標は勝ち逃げを見極めること。例年5〜10人ぐらいが抜け出してそのまま勝負が決まるので、そのグループを見極められれば今後に繋がると思った。現状の体力でそこに乗る力があるかは自信がなかったので、見極められたら成功、乗れたら大成功ぐらいの気持ちでいた。
1周目からかなりペースが速く、あっという間に集団の前に残れない選手が淘汰されていった。KINAN、宇都宮ブリッツェンが軸となって攻撃的に動くも、余裕のある選手もまだ多く、決め手に欠ける状態で2周を消化した。
3周目の1号橋にかけて主要チームをほぼ含む10人弱が抜け出していき、集団が落ち着きかけた。まだ早い気もしたが、前の人数も多いので危ないと判断して秀峰亭でブリッジ。前まで届き集団も見えなくなったが、頂上あたりで吸収された。やはりまだだった。この動きが予想以上に響き、この後積極的に動くのがしばらく難しくなった。タフな動きの後には何度か入部さんがカウンターをかけ、逃げを狙っているのはわかったが同調する脚はなかった。行けたら楽しそうだったが。
厳しい展開が続き集団の疲労度が高くなった6周目の1号橋上りでパラパラとアタックがかかり、5、6人が抜け出していった。完全に決まる動きなのは分かったが、周りと同様に疲れ切っていて動けなかった。案の定一気にタイム差が開き、決定的に。7、8周目にブリッジの動きが散発したが、前に追いつく脚のある人は誰も残っておらず全て回収。ここでレースが終わった。ここからは目標を完走に切り替え、なるべく楽に走りながらラスト2周まで耐えた。ラスト1周に入る登りで耐えられずに何人かと共に遅れ、無事完走。22位だったので恐らく全日本の資格もクリア。
勝ち逃げはちゃんと分かったのでそこは良かった。ただ、最初に一気に差が開いた後、後ろは完全に死んでいたのにあまり差が開かなかったことを思うと、どうにかして乗れていればという悔しさはある。3周目のミスというよりは、1回動いただけで余裕がなくなる体力の方の問題と見たい。練習をまた積み重ねていければ解消出来るはず。痛みとまではいかないが、両膝に違和感があるのが少し怖い。今週前半は特に注意する必要がありそう。なかなか全快とはいかないのがもどかしい限り。
結果には繋がらなかったし、ゴールまで前でレースができるポジションとはまだ開きがある。ただ、最初の1時間はよく追い込め、2週間前の播磨よりは確実に良くなっていることを確認できた。この後のJBCFも良い手応えを掴めるレースにしたい。

 
 

Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V. and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V.