23APR.2022@群馬CSCロードレース4月大会, DAY1, JPT#04, JET#08

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群馬CSCロードレース4月大会, DAY1
– 群馬県利根郡みなかみ町/群馬サイクルスポーツセンター(6kmサーキットコース) –
6km/20周回 120km(JPT)
6km/ 9周回 54km(JET-E2)

 
【JPT】


1位 レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ) 3:00:05 ave39.97km
2位 小林 海(マトリックスパワータグ) +01:09
3位 金子 宗平(群馬グリフィンレーシングチーム) +01:16
4位 中井 唯晶(シマノレーシング) +01:17
5位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) +01:17
6位 大町 健斗(備後しなまみeNShare) +01:17

21位 米谷 隆史(LEOMO Bellmare Racing Team) +04:26
DNS 才田 直人(LEOMO Bellmare Racing Team)
DNS 小畑 郁(LEOMO Bellmare Racing Team)
 
【JET-E2】


1位 安富 友裕(名岐ベンド) 1:22:28 ave39.28km
2位 笹川 悠太(作新学院大学) +00:00
3位 北村 翔太(日本体育大学) +00:00
4位 山田 壮太郎(慶應義塾大学) +00:00
5位 宇田川 塁(ALDINA) +00:00
6位 高久 胡太郎(日本体育大学) +00:00

FAD 北川 魁之介(LEOMO Bellmare Racing Team)

 


 

連戦となった4月のJプロツアー。先週の広島Rd.に続き、4月23日(土)からの2日間にわたりJプロツアー第4・5戦となる「群馬 CSC ロードレース4月大会」が開催された。LEOMO Bellmare Racing Teamからは両日共にJエリートツアーE2に北川魁之介選手、Jプロツアーに才田直人・米谷隆志・小畑郁の3選手が出場した。
会場はJプロツアーではおなじみの群馬サイクルスポーツセンター。群馬サイクルスポーツセンターは標高が高いこともあり、4月開催のレースでは雪が舞うこともあるが、今年は2日間共に好天の下で行われた。

 

初日のJプロツアーは6km周回コースを20周する全長120kmの比較的長距離のレース。復調の兆しを見せているもののまだまだ安心出来ない米谷選手、広島で久しぶりに元気に走る姿を見せてくれた才田選手、そろそろ良い走りを見せたい小畑選手、チームとしてもそろそろレースを動かす走りを見たいところ。
序盤から速いレースが続いてきたが、この日もその傾向は同様。序盤の数周にも関わらずメイン集団の人数が減っていく。4周目付近、米谷選手と才田選手が入った先行集団が目の前に現れる。今季初の期待できるレースが展開されると思った次の周、先行集団内で戻ってきたのは米谷選手のみ。段差でサドルの角度が大きくずれてしまうという機材トラブルで才田選手は大きく遅れて通過。追走集団でのレースとなった小畑選手とともにレースを降りることになった。
単騎での戦いとなった米谷選手。集団先頭でのアタック合戦にはなかなか関われなかったが、なんとか21位でフィニッシュラインにたどり着いた。

 

Jプロツアーのレースに続いてJエリートツアーE2がスタート。
6kmコースを9周回する54kmのレースとなった。北川選手にとってはE2に昇格してから2戦目のレース。先頭集団でレースを動かす姿を期待したいところ。
スタート後はメイン集団内で姿を確認するも位置取りは後方。少々苦労している様子が見えた。しかし終盤に入るとメイン集団の前方に上がり、残り2周で集団から飛び出す動きを見せる。3名での先行集団を形成し、このまま逃げ切ってほしいところだったが、最終周回で痛恨の足攣り発生。なんとかフィニッシュラインまでは走りきったもののタイムオーバーとなった。悔しい結果となったが、次戦以降に期待できるレースでもあった。

 
 

PHOTO REPORT (JPT)


 

今週末も北川・米谷・小畑・才田選手の4名が参戦。
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後ろにこんもりとした桜も見えるJPTのスタートライン。並ぶ時は前へ前へ。
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2周目の集団全景。前方ではアタックの動きも見える。
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先行集団に入る米谷選手。後方には才田選手の姿も見える。これは期待できるレースになると思ったが…
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機材トラブルで大きく遅れて戻ってきた才田選手。このままレースを降りることに。
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追走集団での走りとなった小畑選手もこの後DNFとなってしまった。
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単騎での戦いとなった米谷選手だが、補給はしっかりと。
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レース終盤、勝負に絡む走りは出来なかったがなんとか粘って21位フィニッシュ。
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PHOTO REPORT (JET-E2)


 

JPTのレース終了を待つ北川選手。
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メイン集団の中頃付近で周回を重ねる北川選手。
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レース終盤、心臓破りの坂でのアタックをきっかけに、北川選手がメイン集団から飛び出す。
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レース後、脚を攣ってしまったという北川選手。
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RIDERS REPORT


 

北川選手(JET-E2):
初めて走る群馬CSC。試走してみて、路面があまりよくない印象で少し不安があった。
今日は自分から何か動きをしてみたいと思っていた。
1周目の終わり数人が飛び出した。そこにブリッジを試みたが失敗。そのあと少しきつくなって集団内での番手を下げてしまった。溝があるS字とヘアピンのコーナーは、1列で回るぶんには問題なかったが、他の選手と並んで走るのは少し難しかった。
中盤は序盤で脚を使ってしまった影響で20,30番手でこなしていたがこの位置はかなり脚をつかうポジションだった。しかし、中切れなどもありなかなか前へあがることが出来なかった。後ろにいたから前で何が起こっているか全くわからなかった。レースを見れていなかった。
終盤はこのままでは脚が削られると思って前へあがった。残り2周、心臓破りの坂でアタックがかかった。このアタックに反応して3名の逃げが形成された。回っていたら、ホームストレートあたりで1人がいなくなり2人に。残り1周、一人が追いついてきて再び3人に。残り4㎞、脚のいたるところが攣ってしまい止まってしまった。その後はゆっくり脚を回してゴールまで行った。
今回のレースではただ集団にいるだけでなく、動くことが出来たのでよかった。ただ、レースをあまり見ることが出来なかったので、見れるようになりたいと思う。

 
 

米谷選手(JPT):
広島から1週間でのレースとなる今回において、最大の懸念は広島でリタイアの原因となった膝。早めの判断で大きな悪化はなく、バイクでの練習を避け1週間を回復にあてたが、前日に軽く走った時点では不安な感覚があった。
目標は後手を踏まずにレースをすること。10人ぐらいの大きな先行集団に入り、力を温存しながら前で展開したかった。
序盤から激しいアタック合戦でハイスピードで進んだ。自分は余裕を残して対応は出来ていたが、集団が割れるときに囲まれていて対応できない事が何度かあった。群馬グリフィン金子君がとても積極的かつ強力で、マトリックスが手を焼いているように見えた。各チームが疲れてきた頃に金子君に同調すれば力をセーブして前待ちできると考えてタイミングを待った。
4周目あたりで金子君に才田さんがブリッジ、ここぞと思い追走に乗ると10人強の良いメンバーの抜け出しにLEOMOから2人で入る良い形に。踏み過ぎずにこなしていくと集団が合流、金子君はさらに踏んでいった。集団も楽ではないだろうからチャンスのある流れだと考えて同調、2人で前で待っていたが追いついてきたのは集団だった。消耗したのと決まらなさそうな雰囲気だったので自分は集団に。金子君は攻撃を継続。
その後マトリックス含む2人ぐらい(実際はもっと)が抜け出して集団が落ち着いた。人数も少なく、苦しかったので待機。誰が行ったかは分からなかったが、集団の動きからシマノは前に乗っていると判断。愛三は分からなかったのでどう動くか警戒していた。
13周目に逃げを吸収、15周目に新たに逃げが出来たらしいのだが、全く把握できていなかった。愛三の2人がホームで発射して行ったのがそれなのか。状況が分からなかったので何がしたいのか頭をひねっていた。
前にマトリックス含む逃げ、タイム差は届くか微妙という情報から、ラスト3、4周でマトリックスは動くだろうと考えて備えていた。残り3周で一気に雰囲気が変わり、心臓破りでアタックがかかった。自分は全くギアがかからず入部さんを含む集団に。残り2周の心臓破りで入部さんがアタックしここからも脱落、あとは安全にゴール。
10人強で抜け出した時の判断と流れは良かったが、10周目からの展開をまったく追えていなかった。入部さんを見すぎていた感はある。あと、少し後ろにいると視力の問題もありバイクのボードが全然読めないのも一因か。膝は若干不安だったが痛みには至らず。マッサージとストレッチでケアしてday2へ。

 
 

小畑選手(JPT):
広島からの2週連続の2DAYレース。広島での刺激と週中のトレーニングですこしは群馬CSCに対応出来ると思ってDay1スタートしました。
1周目は入りスピードにも対応出来ると思って走っている雰囲気でした。2周目も当たり前のハイスピードが続き、ポジションも集団の後方になりそうなところ。心臓破りの入りでは集団の中頃で入ったのですが思った様に踏めず、バックストレートで伸びた集団の後方で苦しむ。3周目心臓破りまでにポジションを上げて集団内に潜り込んで登り始めましたが、登り切りで足が止まりバックストレートで完全に遅れてしまいました。そのあとは後ろからくる選手と2周してDNFとなりました。
自分的にLAPが20周あるレースで5LAPはちょっと酷い状況。ベースのパワーが集団に残るだけの力に達して居ない感じが強い。2日目のスタートに向けて身体の芯から動く様なアップをすることが必要。

 
 

才田選手(JPT):
周りの速かったという印象とは逆に、自分は前週の広島と比べると余裕があった。
4周目か5周目あたりに金子くんが飛び出しているのを目掛けて心臓破りでブリッジ。待ってくれたのもあってなんとか届いたが、そのあとがキツかった。米谷を含む10人ほどが追いついてきて逃げを形成。現状の力で逃げに乗るにはこれしかないという感じだった。
せっかく逃げたのは良いがその後の段差でサドルが強烈な前下がりに。まともに走れる状態ではなく、アーレンキーを借りて戻したりしている間に大きく遅れてDNF。

 
 

宮澤監督から


 

(※DAY02に掲載)


 
 

Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V. and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V.