30APR.2023@第57回JBCF東日本ロードクラシック, DAY02, JPT#07

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第57回JBCF東日本ロードクラシック, DAY02
– 群馬県利根郡みなかみ町/群馬サイクルスポーツセンター(6kmサーキットコース反時計回り) –
6.0km/10周  60km(JPT)
6.0km/23周 138km(JET E1)

 
【JPT】


1位 入部 正太郎(シマノレーシング) 1:27:09 ave41.30km/h
2位 中井 唯晶(シマノレーシング) +00:00
3位 北野 普識(ナーメ信濃山形) +00:00
4位 石原 悠希(シマノレーシング) +00:00
5位 孫崎 大樹(KINAN Racing Team) +00:00
6位 今村 駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +00:00

35位 米谷 隆志(Bellmare Racing Team) +00:04
72位 小畑 郁(Bellmare Racing Team) +02:41
DNS 才田 直人(Bellmare Racing Team)
DNS 関口 拓真(Bellmare Racing Team)

 
【JET E1】


1位 高岡 亮寛(Roppongi Express) 3:32:15 ave39.00km/h
2位 能登 滉太(京都大学自転車競技部) +01:05
3位 川勝 敦嗣(MiNERVA-asahi) +01:11
4位 深澤 陽介(soleil de lest) +01:13
5位 中里 仁(Rapha Cycling Club) +01:20
6位 サルマ 寛大(津末レーシング) +01:21

DNF 北川 魁之介(Bellmare Elite Team)
DNF 知名 透真(Bellmare Elite Team)

 


 

4月29日(土曜日)と30日(日曜日)の2日間にかけてJプロツアー第6・7戦となる「第57回JBCF東日本ロードクラシック」が開催。Bellmare Racing Teamからは、土日両日開催されるJプロツアーには米谷隆志と小畑郁の4選手が出場。また日曜日のみ開催されるJエリートツアーE1クラスタに北川魁之介選手、そして前戦のJBCF播磨Rd.でE1昇格を果たした知名透真選手の2名が出場しました。
雨粒が落ちる2日目の日曜日はJプロツアーの60kmスプリントレースから。前日150kmを走りきった米谷選手と比較的フレッシュな(!?)な小畑選手は集団内で位置取りを主張しながら周回を重ねるものの、濡れた路面・短距離・強豪チームのコントロールの中で持ち味を発揮できず。あっという間にフィニッシュを迎えるとそれぞれ35位と72位でレースを終えました。ここはやはり関口選手や才田選手の復帰や、若手選手の成長が待ち遠しいところです。
続いて行われたJエリートツアーのE1レース。ここにはE1昇格を果たした知名選手と北川選手の若手2選手が出場しました。レース序盤から北川選手はメイン集団の先頭付近で周回。E1初レースなはずの知名選手もメイン集団から遅れることなく中盤から後方付近で展開していきます。この日のレースは2名ともにトラブルでレースを降りることになってしまいましたが、先に遅れたのは知名選手。スタート前のポジション変更が裏目となり、腰に痛みを感じてのDNFとなってしまいました。一方、順調に周回を重ねていた北川選手にもトラブルが。変速が上手く機能しなくなり、マビックカーからスペアバイクを受け取って再走するも集団には届かず。北川選手もDNFという結果に終わっています。外から見ていいても楽に走れているように感じる北川選手。長距離レースでの最終局面の走りが早く見てみたいところです。

 
 

PHOTO REPORT (JPT)


 

東日本クラシック2日目。早々にスタートラインの先頭に並ぶ米谷選手と小畑選手。
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60kmのスプリントレースがスタート。
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この日は米谷選手と小畑選手が並んで走るシーンが多く見られた。
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なんとか良い位置取り得たいところだが集団先頭が遠い。
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チャンスを掴むことは出来ず、レースを終える。お疲れ様でした。
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PHOTO REPORT (JET E1)


 

JエリートツアーE1レースのスタートを待つ北川選手と知名選手。
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23周回138km先のフィニッシュに向けてE1のレースがスタート。
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集団の隙間を抜けて前方へ上がっていく知名選手。
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北川選手は集団前方で周回を重ねる。
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集団内で補給を取る知名選手だったが、少しずつ位置取りが後ろに下がっていく…。
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腰に痛みが出てしまった知名選手は集団から遅れてのDNF。
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好調に周回を重ねていった北川選手だったが…。
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メイン集団が通り過ぎた直後、黄色いマビックのスペアバイクで戻ってきた北川選手。このままDNFとなる。
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RIDERS REPORT


 

知名選手(JET E1):
逆回りの群馬は一度走ったことがあるのでコースに不安はなく安心して出走できた。初のE1なので様子を伺いつつ出走。130kmと長い距離なので補給をしっかりと取ることを意識。先頭でスタートに並び、前方でアクチュアルスタートを切る。
スタートして5分後に腰に違和感が出はじめ、スタート前ポジションを変えたこともあって痛めてしまった。行けるところまで行こうと思ったが、痛みで力が入らなくなり、ペダリングも乱れてしまい50km地点で千切れてしまった。E1の空気感や速度域はわかったので、コンディションを整え、フォーム等も改善し次戦は良い結果を残したい。

 
 

北川選手(JET E1):
逆回りの群馬。去年に宮澤監督と走っており位置取りは出来る自信があった。上りも緩やかで流れるコースなので自分にとってはとても良い条件。雨も上がっていたので心臓破りのコーナーの心配もなかった。長い距離だけが不安要素だった。
スタートはローリングスタート。先頭付近でこなしたが、このコースだったらいつでもポジションを上げれるのでそこまで前にこだわる必要はなった。アクチュアルスタート後はしばらく一塊で進む。先々週の播磨の上りではペースが上がると少し苦しかったが、この群馬の逆回りの上りではある程度自由に走れることに気づいた。
3周目、下の方でマサルさんがアタック。真後ろにいて行くのが分かったのだけど、残り距離的に行くのを躊躇してしまった。ついていってみたかったなというのが正直なところ。もっと強くなろう。マサルさんが吸収されたあと、4人くらいの逃げが行ったがこれはスルーした。そのあとは、距離が長いからかそこまで速くないペースで進んでいく。
最初は少しペダリングが雑になってしまっていたけど、このペース練習より全然楽と気づき、中盤以降はいつも通りのぺダリングをすることが出来た。そのおかげで集団で走ることがもっと楽になった。補給もスタートしてからたくさん摂れていて良かった。
60㎞くらいでいったんペースが上がったが、集団も大きく問題なく対処できた。80㎞地点くらい。周回後半の登り切りでギアを重くしようとした時、全く変速せず、少ししてから重くなった。そして次の周。登り切りでギアが完全に変速しなくなってしまった。そのとき自分は集団の先頭付近にいて集団も伸びていたので集団最後尾までがとても遠く感じた。モト審判に自転車を交換したい旨を伝え、マビックカーから自転車をもらった。カーペーサーで復帰を試みたが、集団に復帰することはできなかった。そのあと少し走り、96㎞地点でタイムアウトとなった。

 
 

米谷選手(JPT):
60kmの短距離レース。雨は止まず、路面が乾くことはなかった。皆疲れているからあっさり逃げが決まる可能性を警戒し、ローリングを先頭でこなしてリアルスタート。序盤は総じて初日より前で走れたが、下りで自分の2人前で中切れ攻撃、これを捌けず10人以上の逃げがごそっと行ってしまった。その後何度か中切れ攻撃が続き、その流れで前に追走が合流。苦しい状況に。
またもBSのコントロールが始まり、自分たちは小畑さんとなるべく前にポジションを主張しながら次の展開に備えた。残り2周の登りで逃げを吸収すると共に何人かがカウンター。しかしすぐにBSトレインに回収され、無力感と共に最終周回に入った。
まだ集団の人数が多かったため初日のようにはポジションを上げられず、各チームの隊列の後ろで登りへ。コントロールされた中から抜け出すイメージが持てず、50名ほどでのスプリントに。集団内でのゴールになった。
初日で最終周回にやるべき事を決めて準備し、アグレッシブな位置取りからこれまでにない流れでシングルリザルトに結び付けられたのは良かった。今期から取り入れたトレーニングと、今年のここまでのレースの1つの成果だと思う。
一方、動ける人数が多い状態での位置取りがネックなのが両日を通して改めて浮き彫りになったように思う。集団への怖さは少しずつ軽くなってきているので、次戦では改善していきたい。中切れ攻撃に関しては、予測できるので大事な場面で前に入れないよう注意していく。序盤戦?はここで一区切り。ちょうど少し疲れてきた感があったことだし、心身を一度少しリラックスさせて次に繋げたい。

 
 

小畑選手(JPT):
前日大して走っていない事、しっかり睡眠を取れた事で少し自信を持ってレースに臨みたい。それに前日150km走った選手は多少疲れがあって動き悪い事を期待して。
やはり真っ先にスタートに並び先頭からスタート。今日はできるだけ厳し目にコース脇を締めて少しでも良いポジションを下げない事を意識。昨日よりは自分の身体も動く印象&昨日フルラップ走っている他の選手は疲れがあるのかあまり動きたくない印象もあってポジション取り&苦手な登りパートも比較的余裕持ってこなせる。前半はできるだけ集団先頭が見えるポジションで走る事を意識。上りでポジションを落としてもバックストレートからのホームストレートまでの間でできるだけ足を使わずにポジションを上げ、テクニカルな下りパートに備えるルーティンで走る。米谷君も比較的話が出来るポジションで走っていて集団でのポジション取りに余裕があったかも。
比較的緩いペースで進んでいた印象のレースも、ラスト3Lapを残すところからペースが上がる。ラスト2Lapの上りパートでのスピードアップに対応出来ず集団から遅れ、あとはゴールを目指して走りゴールしました。1時間半のレースで、IF1.0を少し超える強度レベル。8周回までと、遅れてからの2周もほぼアベレージパワーは一緒で…集団楽だよね。なおさら遅れてはいけない。もう少し我慢出来る走りがしたいところですね。
5月はすこし余裕が出てトレーニングに時間を使う事で6月からのレースでチームプレーがすこしでも出来るように準備したいと思います。

 
 

宮澤監督から


 

米谷は、昨年までは最後の場面に残れていなかったが、今季は準備も含めて色々と変化を感じる。体調も良く、今後は自分から攻めに行くアタックチャンスを作る方へ変化して行って欲しい。小畑も位置取りで米谷と組めたことは良かった。
北川は、力はあると思うが走れていなかった原因に、位置取りの仕方にあることを中里選手から聞いた。上手く走ることは目標にしてはいけないが、最後まで戦える走りをすることは大事なことなので、自分が何をしたいかも大事だが、周りが何をしたいかを使って楽に走り、アタックできるところでは積極的に行けるようになってほしい。知名は腰を治して、復帰していこう。

 

米谷 +¥10,000
小畑 +¥2,000

 
 

Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V. and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V.