25FEB.2024@第2回JBCF志布志クリテリウム, JPT#2

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第2回JBCF志布志クリテリウム
– 鹿児島県志布志市志布志町志布志しおかぜ公園周辺特設コース(2.9km周回コース/右回り) –
2.9km/14周 40.6km(JET E1)
2.9km/ 8周 23.2km(JFT)
2.9km/20周 58.0km(JPT)

 
【JET E1】


1位 楠本 颯太(松山学院高等学校 自転車競技部) 56:54 ave. 42.80km/h
2位 中司 大輔(Team Kermis Cross) +00:00
3位 武井 裕(TRYCLE.ing) +00:00
4位 藤本 元貴(Bellmare Elite Team) +00:00
5位 田渕 君幸(TRYCLE.ing) +00:00
6位 小林 亮(soleil de lest) +00:01

19位 知名 透真(Bellmare Elite Team) +00:04
41位 三木 颯一郎(Bellmare Elite Team) +02:00

 
【JFT】


1位 仲村 陽子(フィッツ) 37:261 ave. 37.18km/h
2位 木下 友梨菜(Bellmare Racing Team) +00:00
3位 鈴木 友佳子(MIVRO) +00:00
OPEN 岩元 美佳(鹿屋体育大学自転車部) +00:00
4位 小田 恵利花(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ) +00:42
5位 久木野 衣美(Team Decoja 九州) +00:43

 
【JPT】


1位 寺田 吉騎(シマノレーシングチーム) 1:18:13 ave. 44.48km/h
2位 孫崎 大樹(KINAN Racing Team) +00:01
3位 松本 一成(TeamCyclersSNEL) +00:02
4位 黒枝 咲哉(Sparkle Oita Racing Team) +00:02
5位 小野寺 玲(ヴィクトワール広島) +00:02
6位 草場 啓吾(愛三工業レーシングチーム) +00:02

47位 山口 凱生(Bellmare Racing Team) +00:16
83位 小畑 郁(Bellmare Racing Team) +01:42
DNF 高杉 知彰(Bellmare Racing Team)
DNS 米谷 隆志(Bellmare Racing Team)
DNS 関口 拓真(Bellmare Racing Team)
DNS 北川 魁之介(Bellmare Racing Team)

 


 

Jプロツアー鹿児島ラウンドの2日目は、2月25日(日曜日)に開催された「第2回JBCF志布志クリテリウム」。前日の鹿屋から舞台を志布志市しおかぜ公園に移してクリテリウム形式のレースが開催されました。
この日の初戦はE1カテゴリから。三木颯一郎、知名透真、藤本元貴の3選手が出場しました。まずは序盤から藤本選手が逃げにトライするなどの動きを見せつつ中盤戦に入っていきます。三木選手と知名選手はメイン集団での展開。終盤、三木選手が単騎での大逃げを打ち見せ場を作りますが、残念ながらこの逃げは吸収され最後は大集団でのスプリントとなります。最終コーナーを良い位置で立ち上がったのは藤本選手。これは!?と期待しましたが惜しくも4位入賞となりました。最後に落車の影響もありましたが、三木選手と知名選手も無事完走でレースを終えています。
続いてはJプロツアー。前日に引き続き、若手新規加入の山口凱生選手とベテラン勢の高杉、小畑の計3選手が出場しました。なお米谷選手は前日の落車の影響で大事を取っての出走回避となっています。この日のレースは序盤からハイペースが続き、明確な逃げが発生することもなく、終始落ち着かない展開で終盤を迎えます。安定しない集団の中でBellmare Racing Team
も苦しい展開に。チームでの位置取りもままならず集団の中段から後方でレースとなりました。最終周回の落車は回避したものの、全員なんとか完走…という厳しいレースとなりました。
この日の最後に登場したのはリーダージャージを纏うJフェミニンツアーの木下選手。あまりクリテリウムの印象が無い木下選手ですが2.9kmを8周する23kmのレースに挑みます。終始集団で展開する序盤でしたが、木下選手のペースアップもあり、中盤からはメイン集団は4名までに絞られます。周回数カウントのミステイクもあり、幻のガッツポーズも繰り出してしまいましたが、そこで離されることもなく最後は4名での勝負になりましたが…スプリント力のある仲村選手に先行され、惜しくも2位でのフィニッシュとなりました。

 
 

PHOTO REPORT (JET E1)


 

鹿児島ラウンド2日目、スタートを待つ知名選手、藤本選手と三木選手。
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JエリートツアーE1カテゴリのレースがスタート。
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序盤から積極的な動きを見せる藤本選手。
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水しぶきを浴びながら走る知名選手。
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チームメンバでまとまって走る場面も。
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終盤戦、単独で逃げを打つ三木選手。
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最後は集団でのスプリント。藤本選手は惜しくも4位入賞。
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PHOTO REPORT (JPT)


 

レース前のひととき。
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Jプロツアーのレーススタートを待つ3名。米谷選手は前日の落車を受けて大事を取ってのDNSとなった。
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Jプロツアーのスタートライン。
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所々幅が絞られた区間もあり、位置取りが難しいコースとなった。
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桜島の火山灰を含む路面からの水しぶきでみるみる真っ黒になる選手の顔。
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ベテランの技で上手く位置取り、スルスルと集団内を上がっていく小畑選手。
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途中遅れてしまった高杉選手が必死に前を追う。
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今季Jプロツアーデビューの山口選手、密集した集団の中で位置取りに苦労している模様。
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小畑選手は上手く走っているように見えたが、まだ各選手のテクニックも揃わずチームとして連携して走るまでには至らなかった。
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なんとかメイン集団に食らいついた山口選手と小畑選手がフィニッシュラインに辿り着いた。
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PHOTO REPORT (JFT)


 

前日獲得したリーダージャージをまとう木下選手。
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Jフェミニンツアーのレースがスタート。
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集団後方で展開をうかがう。
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90°コーナーをクリアしていく木下選手。
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木下選手のペースアップをきっかけに先頭は4名に絞られた。
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4名の先行集団を牽く木下選手。
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4名でのスプリント勝負、スプリント力のある仲村選手に先行されて木下選手は2位となった。
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Jフェミニンツアー表彰式。木下選手はリーダージャージをキープした。
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RIDERS REPORT


 

知名選手(JET E1):
昨日のレースではdnfとなってしまったので、完走を最低目標として挑みました。
雨は小雨でしたが、路面はフルウェットで水溜りが多い状態。レース前右サイドでコーナーに入ればインターバルが少なく済むというアドバイスをいただいたので基本右側で走る。集団の前方に位置している時は右側で良かったが、後方になると選手が密集しかなりスローになるので左から上がるを繰り返し位置をキープ。流れを読んで脚を使わないように前に上がることを心がけるとを心がけると、前方に居られる時間が長く展開を見られるようになり集団に振り回されることも減った。最終周回では右側の集団密度が高かったため、左側に位置したのが功を奏し落車にも巻き込まれず済んだが、バックストレートで着き切れしてしまいそのままゴールとなった。
ただ完走しただけのレースになってしまい、チームメイトにも全く貢献できなかったことが悔やまれます。次戦ではコンディションを上げ、チームプレーをできるような走りを目指したいです。

 
 

三木選手(JET E1):
前日の路面と比べると、とても濡れていてまた、砂も多くスリッピーなコンディションだった。ストレートがある程度長くコーナーも比較的イージーなコース設定だった為に、前半の逃げは決まらないだろうと思い落車を特に注意しながらレースを進めました。集団が縦伸びする場面も多く、レース中盤は思うように動けませんでした。その中でリーダージャージの選手が立ち回りが上手いので、個人的にマークしつつ、走り方を勉強させてもらいました。レース終盤は、単発的なアタックが頻発して集団が緩む場面が出てきたと思ったので、ラスト2周で単独のアタックをかけ、逃げきりを図りました。しかし、ラスト1キロぐらいで捕まり、その後すぐに横の選手と接触しチェーンが外れ復帰に時間がかかりスプリントには絡めませんでした。
去年の今の自分より確実に成長できている事が実感できたかのが、何よりの収穫でした。沿道やYouTubeのコメント欄からも多くご声援頂いたのは、とても嬉しく感謝で一杯です。次のレースにはもっと活躍できるようにトレーニングしますので、引き続き応援宜しくお願いいたします。

 
 

藤本選手(JET E1):
2日目のクリテリウムは約3kmほどの平坦コースで2ヶ所Uターンの箇所があるハイスピードコースかつE1の時間帯は雨が降り落車リスクの上がるコンディションでした。レース前に監督からゴールスプリントに絡まなくても良いが展開や攻めの動きでと言われ、今日はその心構えで挑みました。
レースは序盤からアタックが起きるが平坦かつ雨でなかなか逃げが決まらず、中盤辺りでミネルバの選手がアタックしたがそのタイミングで乗ることが出来ずブリッジをし追いついたがすぐに集団に吸収されてしまいました。その後、自ら展開を起こせる機会はあったがそれがどこで行っていいのか分からずただ集団にいる中盤から終盤になってしまいました。終盤にチームメイト三木選手が行ったので自分は集団をコントロールしようとしたが上手く連携出来ずチャンスを逃してしまいました。最終周では幾度かある落車には巻き込まれずゴールスプリントに備えたが4位でレースを終えました。
今回は消化試合となってしまい、良いところ出すのであれば上手い具合にスプリントに混ざれたくらいで、今回の目標であった自ら展開を起こしに行くが出来ませんでした。次のレースまでに、レース展開の起こし方などいろんなレースを見て学んでみようと思います。次戦に向け体調を整え、自分に足りないところを磨いて行きたいと思います。

 
 

木下選手(JFT):
こんにちは!周回数もろくに数えられない木下友梨菜です!
鹿屋・肝付ロードレース の翌日に志布志町で行われましたクリテリウムに出た際のレースレポートになります。まずは結果から。フェミニンカテゴリにて、準優勝でした。今年は全レースにて優勝をすることしか考えていなかったので、こんなにも序盤でその予定が崩れてしまったことが悔しくてなりません。敗因としては…
・アタックのかけどころのミス
・アタック1回の爆発力の小ささ
・周回数を数え間違えた無駄足スプリント
・ラスト180°カーブからの立ち上がりの際の位置取りの悪さ
他にもあるかと思いますが、大きくはこの4つかと思っています。
まず、今回の作戦は…
・序盤から牽制はせず、立ち上がりのタイミングでガンガンインターバルをかけ、皆の足を削ること
・速度差をつけて強烈アタックをすること
・集団が小さくなるようであれば1人逃げを試みてスプリント勝負に持ち込まないこと
このうちできたのは1つ目のみです。ただ、攻撃が単調なため、後半は相手に読まれており結果として相手の足を少し削っていたとして攻撃力の弱いアタックにしかなっていなかったです。単調な攻撃と読まれつつもそこでなにかこれまでの攻撃と違う攻撃ができていれば、また展開はかわっていたかもしれません。ただこれは、いくらでも口で簡単に展開できるたらればの世界。また頭では思い描いていたタイミングでの速度差アタックが1.2回しかできなかったのですが、そもそもそれをするには後ろで位置取らないとなのに、速度差アタックができるポイント区間での位置取りを、基本的に先頭目で展開してしまっていたことがよくなかったです。そのため、先頭位置から仕掛ける、相手への攻撃力がとても弱い謎のアタックを何度かして、自分の足を無駄に使ってしまいました。
そして今回、フェミニンを観ていた方、そして同時出走していた方の頭に最も?を浮かばせたであろう問題のラスト1周です。手元ラップでは毎周回ラップを押していたにも関わらず、なぜか全8周回あるのに、7周目でラスト1周であると思い込みながら走りました。立ち上がりインターバルはかけ続け、先頭交代促しても出てくれないから、あぁ牽制に入ってるのか、まぁラスト1周だから、そうだよねと思って、まぁそれなら自分ものんびり走ろうと思って立ち上がり以外はゆるぽたペースに切り替えて走ることに。誰かアタックかけてくるかもしれないから後ろを確認しながらも、かけてきそうな雰囲気はないので、動きがない限りは緩めに走る。今回のコースはスプリント手前に180°カーブがあるから、そこの位置取りが大切、先頭交代もなさそうなので、そのまま先頭で入って、カーブ立ち上がりと同時にスプリント。あと150mしかないと思ってるから最大限に頑張りました。
後ろをチラッとみたらさされそうにもない!獲った!
嬉しいから小さいガッツポーズと大きいガッツポーズの2回してゴールライン通過。後ろ確認したら悔しがってる方がいない、そしてもう1周だよと色んな方面から聞こえる。
え、ぇぇえええええ!!!まじかよぉぉおおお!!!!
心の底から声が出ました。笑
そして、穴に隠れたくなるくらい恥ずかしい。これ、負けたらめちゃくちゃ恥ずかしい。絶対勝ちたい。より思いました。笑
私の中では最大限に頑張ったあとなので、脚は結構辛い、ただもう1周ある、この状況での最善を考えた結果この1周は前に出ないと決め、ラストに備えることにした。あの時、誰かが強烈なアタックしてたら確実に遅れていたと思うのでそこは救いでした。皆が本当のラスト1周となり牽制体制に入って、先頭交代したがらない中、自分も同じく先頭には出ませんでした。鹿屋体育大学の方が、90°カーブを利用して後ろから速度差アタックを試みていました、いくのがわかったので、反応しかけたが、多分これは自分が即座に反応しなくても、フィッツの方が反応したのと、ラスト180°カーブまでには追いつけると思ったので、無理に踏まないようにしました。この判断は予想通りだったので正解だったと思います。
そしてラストスプリントをする大切な位置取り。私は大回りをしてしまって、路肩に砂が浮いてるところを走ることになり完全に場所をミスりました。いつも早掛けしちゃうので、少し先行してる方の後ろについて最後刺す予定でしたが、フィッツの方には完全にいかれてしまい、接戦にもならないまま、ギリギリ1人刺して2位でフィニッシュでした。後から動画を見ましたが、下ハンを握っていなかったり、ギアが重くて踏み負けていたり、先行してる方の後ろにつくならっと真後ろにつかないといけなかったりと課題しかないスプリントでした。
あぁぁあやってしまった!!!の感情しかなかったですが、もう終わってしまったこと、落ち込んでいても仕方ないので、周回ミスという初歩的なミスは今後絶対しないこと、アタックのかけどころやアタックの爆発力など、今回課題になった部分を次回に向けて改善できるようにします。
あぁだこうだ、あれやこれや言って、色んな方のアドバイスを聞いて、次はどうしようと考えるのがレースの楽しいところなんだと私は思います。自分の走りを改善しながら、今回の負けを次回の勝ちに繋げられるように頑張ります!ちなみに、最大パワーを本レースで90W更新していました、ラスト2周の勘違いスプリントで。頑張るのそこじゃないよぉおおーー!!!!
今後とも応援のほど、宜しくお願い致します。

 
 

山口選手(JPT):
前日のロードレースの疲労はほぼない状態で現地入り。雨はほぼ降っていないが路面は水たまりなどが見られる状況。クリテリウムは得意なのでなんとか6位以上に入ることを目標に。前日の反省を生かして前方で位置取ることも考えながら出走した。
ポイントリーダー等の真後ろの良いポジションでスタートすることができたが、最初のヘアピンで内側にいたためかなり番手を下げてしまった。その後は一瞬先頭を引くこともあったが、すぐにポジションが下がってしまい、位置取りで苦しんだレースだった。毎周回ヘアピンの処理が上手くいかなかったことも番手を下げる要因だった。ラストラップではなんとか番手を上げ、20〜30番手までいったが、ゴール前のヘアピンで落車が発生し、足止めを喰らってしまったためスプリントも出来ずにゴール。
まずは位置取りを冷静にできるようにすること。多少脚を使ったとしても集団前方に居続けることを今後の改善点としていきたい。

 
 

米谷選手(JPT):
※前日の落車の影響で2日目は大事を取ってのDNS(編集注)

 
 

高杉選手(JPT):
前日のミーティングでチーム/個人のタスクの確認を行い、山口選手のスプリントに向けて準備、途中のサポートをタスクに。昨日のレースの疲れはあるものの、嫌な疲労感ではなく、むしろ踏めるような感覚も試走では感じるくらい。路面は濡れていて、雨は降っていないけど曇り、ところどころの水たまりは試合中には乾かなそう。動いていけば寒さも感じないだろうという事でレインジャケットを脱いで整列へ。
少しアップ不足は感じていたが、後方目でスタートしてインターバルで2-3回刺激入れていけばいつも通り身体も動くだろうと考えていたが、想定外にかかりが悪く、いつもはこなせていける後方でのインターバルもやけにキツい感じ。なんとか最後尾での中切れを捌きながら、時折り小畑選手、山口選手の近くで3人で並ぶことは出来ても、キープする事が出来ずに自分だけが下ってしまい、下がってはポジションを上げ、下がっては上げの繰り返しで勝負とは関係ないところで消耗するばかりだった。逃げや終盤に向けてのまとめなど、少し厳しい状況で、ただただインターバル練習している様な恥ずかしい状況だったと思う。風向きを考え集団内で待機の時も水たまりの水を浴びて身体も冷えるし、ドリンクにも手が着かない状況。気づいた時には低体温の症状が出てきてしまい、残り5周で集団から離れ、残り3周でレースを降りました。
レースを終えて振り返ると昨年からレース前の状況が変わった事から考えた準備の段階(昨日のレース後からの栄養補給、アップし方など)でも改善出来る事があった様に思うし、レース中も身体が動く、動かないはあるにせよ脚の使い方に課題を感じる。試合後に外から見ていた米谷選手とも話したが、自分がいる位置で中切れを埋めたり、着いていける脚があるならそれを前で使うべきだし、前に居続ける事でしかわからないレースの動きを感じられるようにする必要がある。幸い来週もクリテリウムの試合が続き、予選、決勝と分かれている。予選では自分で前々での展開、位置取りをし続ける事を個人の課題としたい。その上で目標として、チームメイトのサポート、個人の予選通過を考えていきたい。
鹿児島の2日間で、しっかりコンディション合わせればフィジカル的には通用する部分はあり、プロトンの中での立ち位置的なものもなんとなく掴めた事は収穫だった。試合を通して個人やチームの課題もはっきりしたと思うので、1つづつ前に進んで行きたいと思います。最後になりますが、サポート頂いている企業の皆様に感謝申し上げます。サポートに応えられるよう精進していきたいと思います。今後も応援よろしくお願い致します。

 
 

小畑選手(JPT):
昨日のロードレースでの足色から準備不足を感じる部分が多々あり本来であれば自信を持って走れるクリテリウムでも足が上手く動きが不安がありスタート。チームとしては山口選手でのゴール勝負の可能性を探るというのがタスクな感じかな。
スタートは前列から3名並んでスタートでき向こうのUターンまでは先頭付近をキープ出来たのか?5周目までは集団前方でアタック合戦に乗る動きがが出来ていたがその後はポジションを上げられない(ひと休み?)コースUターン部での加速にどんなギヤで対応するのが良いかなんだか手探りで走る。山口君が足を使いながらもまずまずのポジションをキープして走っていて目標にして出来るだけ並んで走りたいが、レース中は一言二言声をかけるのがやっとで余裕がなく連携して走る事が出来ないこれは完全に自分の力不足でした。ラスト10周のうち3周回程集団の前まで出て動く事が出来たがここでも山口君と連動してポジションアップ&キープするまでの動きが出来なかった。自分はそこまでで最後のペースアップに対応できずラスト2周集団から遅れてレースを終えました。
今回の鹿児島での2日間のレース。自分の準備不足でチームの為に動けない、チームの力になれず。チームとしても個人としても目標とするべき走り、課題が見えたのではないか。来月のJPTレース宇都宮に向けて準備をしたい。

 
 

宮澤監督から


 

志布志クリテリウムのE1カテゴリ。結果よりもレース展開を作ることをレース前に伝えたが、思い切りの良いレース展開にはならなかった。E1でラッキーで結果を出しても、JPTに行って苦労するので、展開力や思い切りの良さを次のレースでやってほしい。終盤、三木選手が飛び出したが、それまで足をためている集団にとっては効果的なアタックではなかった。逆にミネルバの選手はとても良いレースができていて、JPTでも走れる可能性が見えるレースだった。
続くJPT。特にクリテリウムは、集団を俯瞰して見ることが求められる。いつも同じ場所を走りがちだが、山口選手は集団の動きが滞っている場所で集団の加減速に足を遣わされているように見えた。レース中は、周りの声もしっかり聞き取れれば、監督が出した指示で集団の左端の流れている場所が見つかっただろう。
女子は木下選手が2位でフィニッシュ。アタックを何度か繰り返していたが、速度域の高いところからのアタックが多かったと思う。その場合、他の選手は踏まされる事がないので、差を開かせることが難しいレース運びとなった。3000m障害のハードルを超える時(木下選手は元陸上選手)くらいのアタックが今後の課題となった。

 

山口 ¥5,000
米谷 ¥0
高杉 ¥0
小畑 ¥0
木下 ¥100,000

 
 

Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V. and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V.