03MAR.2024@第3回Jatco presents 富士山サイクルロードレース2024 富士クリテリウムチャンピオンシップ, 第2日目決勝

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第3回Jatco presents 富士山サイクルロードレース2024 富士クリテリウムチャンピオンシップ, 第2日目決勝
– 富士市役所前富士市道臨港富士線(1.8km周回コース) –
1.8km/30周 54.0km(男子決勝)

 
【富士クリテリウムチャンピオンシップ決勝】


1位 寺田 吉騎(シマノレーシング) 1:18:24 ave. 41.32km/h
2位 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム) +00:00
3位 窪木 一茂(チームブリヂストンサイクリング) +00:01
4位 草場 啓吾(愛三工業レーシングチーム) +00:01
5位 ⼩野寺 玲(ヴィクトワール広島) +00:01
6位 沢田 桂太郎(Sparkle Oita Racing Team) +00:01

30位 山口 凱生(Bellmare Racing Team) +00:05
DNF 米谷 隆志(Bellmare Racing Team)

 


 

3月3日(日曜日)は「第3回Jatco presents 富士山サイクルロードレース2024 富士クリテリウムチャンピオンシップ」の決勝レースが富士市役所前特設周回コースを舞台に開催されました。この日、Bellmare Racing Teamから決勝レースの舞台に立てたのは山口凱生と米谷隆志の2選手となりました。
富士市役所前に設置された1周1.8kmの周回コースを30周する富士クリテリウムチャンピオンシップ決勝レース。スタート直後に発生した逃げ集団に山口・米谷の2名は入り込むことが出来ず、この先行集団はレース終盤まで逃げ続けたため、これに乗っておきたかったというのが正直なところでした。ただ、両選手はメイン集団に飲み込まれることもなく前方の見える位置で周回を重ねる場面もあり、ベテランの米谷選手はさすがとして、若手の山口選手もなかなかの走りを見せてくれました。
最終盤で発生した落車に米谷選手が巻き込まれてしまい、残念ながらのDNFとなりましたが、メイン集団で粘り続けた山口選手が30位でレースを終えています。

 
 

PHOTO REPORT


 
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RIDERS REPORT


 

山口選手(JPT):
今回は逃げて目立つことを目標に。コースは予選とほぼ同じ形なので位置上げの仕方などは予選の経験をもとに走った。
序盤に逃げが出来て、今回の目標達成のためにもブリッジをかけたかったが、その時にいた場所が悪く動くことができなかった。結果としてこの逃げは終盤まで逃げることに成功していたので若干の後悔。ただ中盤までは集団前方に位置取ることが出来て、楽にレースを進めることができた。その後、逃げ吸収のためにブリヂストンがペースアップを開始。疲労もあり、なかなか集団前方には行けないまま最終週へ。少し番手は上げたがスプリントをするような位置ではなくそのままゴール。
今回のレースでは位置取りというよりはフィジカルの物足りなさを感じた。プロのハイペースでも自分が走りたいように走れるぐらい鍛えたい。

 
 

米谷選手(JPT):
引き続き体調は問題なし。力比べになったらどうしようもないことは予選で確認済みなので、その手前の動きからレースに参加したかった。
いきなり逃げが決まることはないだろうから最初は周りがよく見える少し引いた場所でこなした。まとまった人数が抜け出そうとすることが多かったので何度か自分も反応したが決まらず。少し後でパラパラと抜け出していったのを、まだ早いと見送ったらそれが決まってしまった。追走が集団の前の方から抜けていった時は完全に埋もれていて動けなかった。
逃げに乗れなかったので切り替えて、BSの動き出しのタイミングを伝えるなど山口と連携しながら終盤に備えた。コンスタントにそれなりのポジションを保つ山口の少し後ろになってしまう時間が長かった。逃げ吸収が目前となった残り5周?の最終コーナーで落車があり、避けきれずにその影響で集団から遅れDNF。
総じて位置取りが上手くいかなかった。最初の逃げは判断ミスで見送ったが、追走は動ける位置にいれば乗れた。中盤以降も不安定な位置になることが多く、結果落車の影響を受けた。特に序盤、逃げを狙う間はもう10番手前にいる必要があった。ラップクリップを見るにアブニール山里くんの動き方は参考にできると思う。それとは別に、スピードのなさから動ける状況が限られるのは引き続きの課題。出来る事と出来ない事がはっきりしてきたのは次に向けては良い事ではないか。宇都宮に向けて調子を作りつつ、課題に取り組んでいきたい。

 
 

宮澤監督から


 

予選・決勝とも速度が落ち着くと冷静な判断ができているが、緊張感が高まったり速度が上がると周りの動きが読めなくなっていると感じた。特にクリテリウムはどこで休むかが最も重要なポイントになり、休みながらも次の動きの準備をするという、2-3秒に1回は自分のポジションを少しづつ変化させていかなければ後手に回ってしまう。
山口選手は、決勝でも向かい風で風を受け、追い風で前に出れない負の連鎖があったのがもったいなかった。しっかり区間毎に確認しながら動くというポイントが曖昧になり、最後の最も重要な1周で集団のポケットに入ってしまった。慣れてないポイントをチームメイト同士で助け合いながら、余裕を持って走れるように次のレースからトライしてほしい。
シーズンは前半と後半にレースが集中しているので、集中してコンディションを上げていってほしい。

 
 

Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V. and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V.