28APR.2024@第58回JBCF西日本ロードクラシック, DAY02, JPT#8

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第58回JBCF西日本ロードクラシック, DAY02
– 兵庫県立播磨中央公園 園内特設コース(7km周回コース) –
7.0km/20周 140km(JPT)
7.0km/ 9周  63km(JFT)

 
【JPT】


1位 松田 祥位(TEAM BRIDGESTONE Cycling 00:00) 3:32:11 ave. 40.71km/h
2位 橋本 英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +00:00
3位 今村 駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +00:04
4位 寺田 吉騎(シマノレーシングチーム) +00:09
5位 アレクサンドロス・アグロティス(マトリックスパワータグ) +00:11
6位 谷 順成(宇都宮ブリッツェン) +02:00

DNF 高橋 翔(Bellmare Racing Team)
DNF 山口 凱生(Bellmare Racing Team)
DNF 小畑 郁(Bellmare Racing Team)
DNS 米谷 隆志(Bellmare Racing Team)
DNS 高杉 知彰(Bellmare Racing Team)
DNS 川島 綾太(Bellmare Racing Team)

 
【JFT】


1位 木下 友梨菜(Bellmare Racing Team) 1:49:56 ave. 35.36km/h
OPEN 川口 うらら(TEAM TATSUNO) +06:06
2位 鈴木 友佳子(MIVRO) +11:19
3位 伊藤 あすみ(ミルキーウェイ和歌山) +13:46
4位 藤井 美紀(Katasei Compagno) +14:11
5位 野添 晴菜(バルバレーシングクラブエチゼン) +15:05

 


 

4月27日(土曜日)からの2日間、兵庫県立播磨中央公園を舞台に「第58回JBCF西日本ロードクラシック」が開催されました。日曜日のレースには、Jプロツアーに小畑郁、山口凱生、高橋翔の3選手、Jフェニミンツアーに木下友梨菜選手が出場しました。
2日目のJプロツアーは20周回140kmの超ロングレース。真夏のような暑さの中で粘る若手中心のBellmare Racing Teamですが次々と集団から脱落。全員がDNFという結果に終わってしまいます。続く女子のレースは最終レースということもあり、暑さは少し和らいだ状況でスタート。今後ライバルとなりそうな小林あか里選手と一緒に走る初レースとなりました。スタート後、予想通り木下選手と小林・川口選手を含む逃げ集団が形成されました。この中から体調がすぐれない小林選手が脱落して川口選手とのマッチレース状態、そしてレース後半に入る頃には木下選手の単独走となります。残り周回を単独で淡々とこなした木下選手は後続に6分以上の差をつけての優勝となりました。

 
 

PHOTO REPORT (JPT)


 

レース前のJプロツアー組。
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2日目のJプロツアーは20周回140km。
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3名まとまっての走りでレースに入った。
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しかしここで小畑選手が単独走に。
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メイン集団での走りを見せる若手の高橋選手と山口選手。
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と…山口選手もメイン集団から遅れてしまう。なかなか暑さに順応できない模様。
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この日も一人で集団に食らいつく高橋選手だったが。

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ここで高橋選手も力尽きてしまった。
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PHOTO REPORT (JFT)


 

レースの前の木下選手…
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川口選手、木下選手、小林選手の三つ巴の戦いになるかと思われたが。
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先行集団から小林選手が遅れてしまう。
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早々に川口選手とのマッチレースに。
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川口選手も切り離し単独走となった木下選手。
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後続に6分以上の差をつけてフィニッシュした木下選手。
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女子表彰式。
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RIDERS REPORT


 

木下選手(JET E3):
今回は今後のレースで1番のライバルになると思っている小林さんとの対決だったので、終盤にかけてペースアップをして、しっかり勝つことを第一にしていました。
小林さんと川口さんと接戦になると思っており、この2人はMTBも得意なので、クネクネ道での位置取りを気をつけること。土曜日にクネクネ道で集団ドロップしてしまったことで2人からそこで置いていかれる気がしてしまって、試走する時間があったので、宮澤さんに直々にアドバイスをいただきながら何度も反復練習をしたことで、不安を取り除いて走り出すことができました。
2周目で川口さんが小林さん、私が連なって外側にいるタイミングでインからアタック、小林さんはここにすぐ反応して私も一緒に後ろについて追いかけました、先頭交代促されたのでそのまま徐々に川口さんに追いついたタイミングで後ろ確認したら1人しかついてきておらず、小林さんが離れかけていたのでそのまま、3人で逃げることに。
後方集団との差はすぐに開いたので、2人のペースに合わせつつ、上りだけ皆がきつそうなペースで淡々と走ったら5周目で単独に。カーブは無理ないペースで走りつつもアドバイスいただいたラインを習いながら、下りはせっかく1人で走れるチャンスなので怖いと思う直前の速度域で、他もしっかり踏んで終わりました。
人は誰しもバッドデイ、バッド期間があると思いますが、全日本には必ず間に合わせてくると思うので、ここから私も自分ができることを準備して、やれることを全てやり尽くして、さらに上げていきます。
レース会場でサポートいただいている社長さんにもご挨拶ができましたが、こうしてチーム活動ができるのはサポートしていただいているお陰です、ありがとうございます。
また、3日間往復の長時間運転、朝から夜までレースサポートを監督自らしてくださり、ありがとうございます。結果に繋げることが自分たち選手のできることだと思うので、頑張ります。今後とも宜しくお願いいたします。

 
 

山口選手(JPT):
昨日の反省を活かして集団の先頭付近でスタート。マスドスタートなのでスタート直後に小競り合いがあったもののポジションをそこまで下げることなくキープできた。昨日は集団後方で苦しんだのでとても楽に感じた。今日は気温が高く、レース距離も140キロと長いので意識的に補給を取るようにしたが、集団のペースが遅くはないので補給のタイミングが難しかった。
その後も集団で周回を重ねたがゴール前の坂でかなり脚を削られてしまう。7周目の坂でペースが上がって着いていこうとしたが、自分の前にいた2人がペースアップに耐えられず減速してしまった。自分はそれをくらってしまい一緒に減速することになり集団との間が空いてしまい、追いきれずにちぎれてしまった。その時点ではまだ踏めていたので悔いが残るが、そもそも集団の後方にいたことで集団復帰が難しくなったのも一因だ。
レース全体を通して自分の体力のギリギリで走っていたのでもっと練習をしてレース中に少しでも余裕を持って走れるようにしたい。

 
 

高橋選手(JPT):
真夏の様な暑さ。水分補給と補給をこまめに取ることを意識した。前半は集団の前方で展開することが出来た。スタートから数周した時に逃げが出来たが上手く反応できず。その後も集団で走るがチームごとに固まってしまいなかなか前に出れずに後退。そのまま後ろで脚を使う時間が長くなりオールアウトしDNF。
Day1は良い動きでレースが出来たがDay2は逃げに乗れなかったり集団での位置取りが出来なかったりと課題が残った。次回は積極的に逃げに乗る展開をしたい。

 
 

小畑選手(JPT):
距離の長い2日目、昨日完走出来なかったのでもう、昨日と同じで足あるうちに攻めまくって走ろうと決意!
昨日のレースを踏まえてか?招集地点にはスタート20分前にはもう集まり出していかにスタート前が有利なのかみんな悟った?スタート前気になるのは普段ならレース後半に動くのではないかと思われる選手が早くから並んでスタート待ちしていた事(ここポイント)
前列に並びスタート。今日は昨日と違いよーいドン!マスドスタート。スタートと共にファーストアタックで逃げを決めたい選手のアタック!見えている範囲で6、7人の先行ができかけてる感じで、自分はコースが広くなって走り易くなるアップダウンパートですこしポジションを下げてしまった。チームメイトの山口、高橋選手は自分の視界に入る範囲でポジションニングは悪くない。このポジションは追走の動きに反応できないなと上りパートに向けてポジションを上げ補給地点付近では集団の10番手程で上り終えてスタート地点は20番で通過。
※監督はあそこから追走に誰か乗らないと言っていましたが自分だと捨て身のアタックになりますね。
追走をかけたい選手が前半のテクニカルコース部分でスピードを上げる、ポジションキープが辛く休めずバックストレートに出る頃には集団後方になり千切れる。踏み直せる雰囲気もなくDNFでした。
ベースパワー不足が顕著。集団内で位置取りするだけで足を使い休めない。群馬・播磨を走りやらなきゃいけない課題はハッキリ分かったと思います。
なんとかしないといけない!
トレーニングに励みたいと思います。

 
 

宮澤監督から


 

木下選手は土曜日のE3と日曜日のフェミニンに参加。E3では走りにくいコーナーの多いコースながら、なんとかくらいついて完走できたことは良かったと思う。テクニック的な部分は繰り返す頻度と回数で飛躍的に変わるので引き続きトレーニングでも意識して走ってほしい。フェミニンは実力差があるので、今後男子のレース中心にレース感をあげていってほしい。
E1カテゴリの三木選手は焦らずちゃんと毎日成長していることを感じられるようにトレーニングを。藤本選手は体調の波があるので、レースにベストで臨めるようにセンタリングをしっかりしてレースの3日前までにはしっかり踏める体調を作れるようにしよう。知名選手は自転車も新しくなったので体もしっかり作れるトレーニングを。まだ体が細いので、自転車以外のトレーニングもシーズン中引き続き続けた方が良いと思います。
Jプロツアー。高橋選手はレース中でも吸収することが多く修正をかけるのも速いが、周りの人数やその場での動きを読むところが少し苦手だと思う。MTBのように4人くらいしかいないのに対し、ロードは倍以上の選手がひしめき合うので、集団全体の流れを読むことができるようになるとものすごく走りやすくなると思います。粘りの走りは良かったです。山口選手はまだ集団走に慣れてないというか、集団の速度と動きの速さに頭が追いついていない感じがしました。動く時は何かをしようとして動くと遅くなることがあり、周りの流れに入りながら流れの悪い場所に入り込まないように修正してほしい。1つ1つこれはできるようになった!を増やそう。小畑選手、みんなのお兄さんなので、スタートからの前半をしっかり前で走れるように頑張りましょう。米谷選手は風邪を治して、次のレースに期待してます。

 

山口 ¥0
小畑 ¥0
高橋 ¥15,000
木下 ¥30,000

 
 

Text: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V. and Takashi MIYAZAWA, Edit, Photo&Comment: Kensaku SAKAI/FABtroni+camera × P.A.V.